【目黒雅叙園】は陸の【竜宮城】だった…
■各地でひな祭りイベントが開催される中、目黒雅叙園で【百段雛まつり~みちのく雛紀行~】という展覧会が3月6日で終了という事を知って、慌てて駆け付けた前日5日。
雅叙園自体お初に御目通りになりますので、珍しくちょっと小綺麗にして伺いました。
なんてったって雅叙園です。叙々苑ではありません。焼肉食うぞースタイルでは行けない総合結婚式場です。身の程を知る限り、一生足を運ぶことはないだろうと思っていた場所です…(~_~;)
■入口から既に「一般庶民お断り」と言われそうな敷居の高さを感じながら、いえ、今日は客扱いですので…と、チケットを印籠代わりに恐る恐る建物の中へ入りました……。
■エントランスから早速雛飾りがお出迎え。
雛祭りなんて行事、子供の頃した事が無かった…。
学校給食で菱餅が出たり、卵の殻や折り紙で人形を作った事がある程度で、こんな立派な雛飾りを間近で見る機会なんて全くありませんでした。
本来の行事は「厄災よけ」などの意味があったそうですが、今や女の子の節句。きらびやかな雛飾りは子供でなくともうっとりしますね。
■いざ参らん!とする前に、入場口の壁に『展示物の写真撮影禁止』と書いてあり……。
残念ながら会場のメインの雛飾りはここでお見せできぬでござるよ……(-_-;)
感想だけだとあの華やかさは伝わらないし、何より、内装の絢爛豪華さはどこを取っても一級美術品!!百聞は一見にしかず!!でも何とか伝えたい!!
なので、写真撮影可能な場所だけでも…と、できる限り頑張りました~~!!
撮影したのは一階だけですが、そこだけでももはや美術館でした…!!
■このレリーフは漆喰に着彩されたもので、漆喰彫刻ともいわれる鏝(こて)絵です。
このような鏝絵がずら~っと奥まで飾られているだけでも圧巻です!
■一枚はタテ約1.8m×ヨコ約3.6m位(目測)です。結構大きいです。
■奥の建物に続くディスプレイも幽玄の世界でございました……。
もう言葉はいりませんよね。この世界…。
■道草を食う…という表現が実に奥ゆかしいですがこれ…螺鈿細工でございますですよ…
中には人が居りますから、流石に撮影はしませんでしたけど…まあこんな芸術作品が建物全体に施されているわけですから、まさに竜宮城のような御殿ですよ……。
美しいものが洪水のように押し寄せて来るのでもうアップアップです…。
■上の4枚は二枚組になっています。場所が狭く、引きで撮る事が出来ませんでしたので半分に分けて撮りました。
花嫁さんがお色直しなどで通る通路に丁度いい題材を選んで配置していますよね。
■一階で写せたのはここまでですが……正直、こんなに沢山の作品を一度に見るのはどこぞの絵画展と同じレベルです…。
鏝絵に限らず、その他の装飾品も美術品でしたので、全体がギャラリー。
私にとって芸術作品を観る事はエネルギーの消耗がとても激しく、気力・体力充実してなければ最後まではとても見られません。
残念ですが、他はまた次の機会に取っておこうと思います…。(…写真撮影可だといいですけどね…)
■目黒雅叙園は聞きしに勝る名所でした…。
この調子では次のいけばな展でもエネルギー使い果たしそうです(^_^;)
会期中何度も足を運べる魔法のチケット(笑)で、小分け小分けに攻めていきたいと思います。次は友人も誘って滝の見えるカフェでおしゃれに寛ぎたいです。セレブっぽく(笑)
みんなも一度は行ってみましょう!陸の竜宮城へ!!\(^o^)/