ねこじぞう本舗

家族(猫6匹)との日常や、郷里の思い出を忘れずにとどめておきたいなあとか思ってゆるゆる始めてみました。アニメや漫画も好きなので、イラストもアップしつつお気楽にやって行こうと思います。不定期更新。

春の寄り道 ②

        入り口に回ればこんなに大きな枝垂れ桜があるんですよ~~\(^o^)/

いやいや、ちょうど見頃でした~~!! ヤエベニシダレ、満開でした~~!!
青い空に映える、この薄桃色のなんて見事な事!!
東南アジア系の観光客の方が歓声を上げながら何枚も写真を撮っていらっしゃいました。
こういうタイミングで旅行できて良かったですよね! こんなに美しい日本を見てもらって、ワタクシもとても誇らしい気分でした(#^.^#)

それにしても、枝垂れ桜の一枝を寄せて髪飾りのようにして写真に撮るのは、女子の万国共通なのか…?
あ、いや、その気持ちはよくわかるよ~~! 心は常に女子だから~~!!
ただ、ワタクシは自分の写真を撮るのが嫌いなだけなので~~~(^_^;)なので~~!

ソメイヨシノとはまた違って、繊細な感じがしますもんねー。うん。

枝垂れ桜と八重桜を見ずして、春を終えてはならない!!
そのくらい勿体ないと、ワタクシは思います! ソメイヨシノを見ただけで春の宴を終わらせちゃいけない!

そしてこれが園里黄桜(ソノサトキザクラ)というやや黄緑がかった品種の桜です。
上野公園内でも数本しか咲いていない珍しい桜です。

上野公園の花見のピークが終わり、ブルーシートも無く、通常に戻った桜の通り道を北へ向かいます。 でも今年のソメイヨシノは本当に長く咲いてくれてます。 
葉桜になりかけているけど、まだ半分は残っていました。 ピーク時に行くことが出来なかったワタクシにとっては有り難い限りです\(^o^)/

                    臨時のゴミ捨て場や提燈などの撤去作業が進められていました。

薄桃色に取って代わるように、鮮やかなモミジの新緑がまぶしく輝いていました。

国立博物館へ続く広場の木々も、様々な緑のグラデーションで美しいです。 春から初夏にかけてしか見られない色合いです。

博物館へ信号を渡って右折すると、道を挟んで隣接する大きなお寺さんがあります。
東叡山寛永寺開山堂と言って、東叡山の開山である慈眼大師(じげんだいし)天海大僧正と慈惠大師良源(じえだいしりょうげん)大僧正のお二方をお祀りしている事から、【両大師】とも呼ばれています。

ここには【御車返しの桜】(みくるまがえしのさくら)という名木があります。

この桜もソメイヨシノが終わる頃に見頃になるので、混雑もありません。
その横を少し低めの門を通ってお隣の広い敷地に抜けると、シダレザクラの大木がそよ吹く風に揺れていました。

後ろにある大きな黒門は寛永寺旧本坊表門です。
慶応四年5月15日(1868年7月4日)の上野戦争により本坊は跡形もなく焼失。表門だけが残り、現在の場所に移設されました。 (元は現在の国立博物館の方にあった)

下の白黒写真は、平凡社「鹿鳴館秘蔵写真帖」の上野戦争跡地写真です。 焼け跡が片付けられている所から、戦いから大分後に撮られたものと思われます。 手前の小さな3つの建物は手水舎のようです。 
柱が建っていた場所の敷石が、その建物の大きさを物語っています。  

上野寛永寺はその後、明治12年(1879年)になってようやく復興が認められ、現在に至ります。

こちらは表から写しました。 門は重要文化財なので、触ったりできないようにフェンスで囲まれています。
輪王院の敷地から見た全景です。枝垂れ桜と御車返しの桜のコラボが見られます(#^.^#)

寛永寺の辿った歴史を感じながら、こうして遠目に眺める桜も一興かと思います。


朝のお散歩はここまででしたが、もうちょっとだけ紹介します。
寛永寺根本中堂から言問通りに出て、上野桜木にある旧吉田屋酒店の枝垂れ桜も風情があって素敵なんです\(^o^)/ ここもソメイヨシノから少し遅れて咲きます。 
中の資料館は無料で見学できますよ。

道を挟んでお隣にカヤバ珈琲店という有名なお店もあります。 いつもお昼時など観光客で並んでいますので、花見をやや過ぎた頃合いはまだ比較的入りやすいかと思います。


それから、花見で有名な谷中霊園ですが……
満開のソメイヨシノもいいですが、散る姿が美しく見える一角があります。
そこはあまり観光客やお花見の方が訪れない穴場です。 私もお気に入りの場所ですのであまり教えたくありません(笑)近郊の方は写真から推察して下さい(笑)


ここは動画も撮影したのですが、アップの仕方が分からないので…(^_^;) 残念ですが写真のみです…。 本当に息をのむほどに美しいんですよ…桜の花びらがふんわり風に舞う風景は……。 このまま時が止まればいいのに…と…少し切ない気持ちになります。


そしてこれは浅草。 【花の競演】のおいらん道中で紹介した通りにある八重桜です。
並木道になっていて、都会という事も忘れてしまいそうなくらい華やかです。
浅草近辺は八重桜を植えている通りが結構多いので、隅田川の見頃が終わると、七福神めぐりをしながら八重桜を楽しむツウな方々もいます(#^.^#)


こうしてみると、遅咲きの桜もなかなかのものでしょ?
東京でも4月下旬まで桜が楽しめますので、まだまだ春を感じたい方は是非お散歩してほしいです\(^o^)/



ここで紹介しきれなかった場所がまだあるのですが…歴史というか、政治がらみの話になりそうなのでそれはまたいつか…。あまりそういう話をここで熱く語りたくないしなあ…(^_^;)

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