ねこじぞう本舗

家族(猫6匹)との日常や、郷里の思い出を忘れずにとどめておきたいなあとか思ってゆるゆる始めてみました。アニメや漫画も好きなので、イラストもアップしつつお気楽にやって行こうと思います。不定期更新。

日帰りで巡る極楽→地獄→現世ツアー ①和のあかり展

和のあかり展 2017
─────え~…イベントというのは日にちが重なる事が多々ありましてー………
あれやこれや行くにも体力と時間は勿論の事、先立つものもそれなりに必要になってくるわけであります…。
それらを調整しました所、スケジュールが大変混みあってしまい、今回一気に3ヵ所を回るという強行軍になってしまいました……(^_^;)
それぞれに時間を割り振っての移動ですから、当然のんびり浸る事が出来ません。

そういう状況でのご案内とさせて頂きますので…いつも以上に文章が混乱しております事はご容赦くださいませ~(~_~;) ……って、いつもの事かあああっ!!

という事で、時間の都合上、先陣切ったのは10時開場の目黒雅叙園でございます!

今年はエレベーターからの入場で、オープニングを飾ったのは中里繪魯洲氏の【無法の空に…】というタイトルの馬の像でした。

「無方の空に…」


まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばろう 宮澤賢治「農民芸術概論綱要」より
闇があるから光がある陰と陽 その明暗の淡いが情緒を生む
遠く宇宙からもやってくる光 光ってなんだろう・・・
光の種は火 火はノスタルジー
宮澤賢治は虫や鳥や草や石や星などと対等に共感してすべての幸福を願った
星も人も馬もおなじ宇宙を構成する微塵 そこには光も含まれているに違いない
私はここに馬を造形したこの馬も宇宙の一つであり包蔵された たくさんのガラス球もそれぞれが宇宙である
 あなたが立つ ここもまた銀河系宇宙の場です
 どうぞ皆さんも身の回りの宇宙を感じ自身の宇宙と共振させ無方の空へ解き放してみてください・・・       

                     
                               目黒雅叙園 ホームページ内より抜粋

そうしましたら……やっぱり文章を読んでからの方が、この像の存在の深さにダイブできた気がします。
ワタクシは何分ガサツに出来ておりますので、こうでもしないと気付かない事が多くて、詩的な感性をお持ちの方々が羨ましい限りでございます……(-_-;)
中里氏の他の作品にも興味を持ったので、早速ホームページに飛んで見てきましたら……
やはり、詩的で繊細でした………(#^.^#)


                                            


お次は階段を上って十畝の間
大きな鬼瓦と獅子の焼き物が睨みを利かせておりました。

愛知県西三河地方で生産されている粘土瓦は、三州瓦と呼ばれています。
丸栄陶業株式会社(愛知県碧南市)は創業216年を数える日本最古の瓦メーカーだそうです。 そのいらかの壁面を奥に見て、棟方志功の版画を行燈にした作品が取り囲みます。

床の間を見ると「三保の松原」と題した屏風絵が飾られておりました。
銭湯絵師 ・丸山清人氏の作品です。
丸山氏はその繊細な質感で、銭湯以外にも老人ホームなどの施設で作品を手掛けていらっしゃるそうです。


       銭湯絵とは約100年程前に生まれたアートで、現在、銭湯絵に係わるペンキ絵師は日本には3人 
       しかいらっしゃらないのだとか…。 映画館の看板画と同じく、味のある絵が将来見られなくな
       るかもしれないというのは寂しい事ですね…。 どなたか継承してくださるといいのですが…。


作品が銭湯の壁から飛び出して、こうして屏風絵になってもおおらかな風景。 
明るいながらも落ち着きのある色合いが気持ちをゆったりさせるのかな。 
リラクゼーション感、ハンパないです(#^.^#)
ここで同時に展示される事で、部屋の空気も通って軽くなった気がしました。
十畝の間は室内で戸外を表現されていて、懐かしい昭和の風景を見るようでとてもなごみました。 


でも……【和のあかり】がメインなんですけど……お花大好きなワタクシは生け花の方に強く惹かれてしまい、四方八方写真撮りまくっておりました~(#^.^#)

だって生け花の作る空間の方が、圧倒的にワタクシ好みだったんですもの~~!!
ああ、これは、次の生け花×百段階段展がヤバいな~~…と思いつつ、名残惜しくも部屋を後にしました。


漁樵の間は常連の青森ねぶたでした。

「相馬太郎良門妖術を修る 竹浪比呂央」という作品ですが……
ここで記念写真を撮られる観光客の団体様が多くて、結構順番待ちが長かったです(^_^;)
相変わらず部屋の装飾に負けない迫力でした!

草丘の間では、切り絵アートで去年、最上階で展示されていた早川鉄兵氏の「清流の森 」が登場……。
え? ここで切り絵アート? 
と、早くもここでファイナルな予感を感じつつ部屋に入ると…目を見張る世界でした…

沢山の命が集うその場所は、動物園ではなく、豊かな森。

渓流に泳ぐ魚たちも森を作る構成員。



この森を散策しながら、「もっと広い展示スペースで、昆虫や恐竜などを加えた作品が是非見たい!」 と思いました。
(これを常設したカフェがあれば…図書室があれば最高です!! 誰か作って…!)

今年もワタクシ、早川氏の切り絵のモチベーションに圧倒されました……
ですが……ここで浸ってもいられないので次の間へ………

静水の間は、工芸作品が様々な光を演出していました。

下の4点は橋田裕司氏の作品。
針金でフレームを作って和紙を張った照明を手掛ける橋本氏は【照明塾】の塾長で、【照明塾の手づくり照明教室】を全国で開いていらっしゃるそうです。
手掛ける造形もユーモラスで可愛いものや、美しいフォルムのものなど多彩です。

帳面になり、画材になり、壁になり、服になり、照明器具になり……和紙は本当に優れものです。


       



そして日本ステンドグラス作家協会からも素敵な作品群が…!!

ステンドグラスの縁取りは木版画や切り絵にも似ています。
しかし、はめ込まれたガラスを透過する光は深い色を作り出し、和紙とは違った力強さを感じます。 

他にも作品があったのですが、写真写りが悪かったのでこれだけにしました…(-_-;)


七宝作家の常信 明子(じょうしん ひろこ)氏は、今年 東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻を修了されたとても若い作家さんです。
しかしその作品は、熟練の洗練された技が感じられます。
写真では残念ながら色がくすんでしまいましたが、ホームページで御覧いただければ、春めいて軽やかな、可愛らしい作品である事がお分かりになると思います。
今とても注目される作家さんの一人です。 
               


静水の間の奥にある星光の間ではまさに【照明】を中心に展示しておりました。
入口で造形作家の 川村忠晴氏の【ススキのフロアランプ】がお出迎えしてくれました。

去年に引き続きの御参加で、植物を材料にした照明の数々です。

次の作品は照明作家の 弦間康仁氏。
こちらはユニークで大胆な作品を見せて下さいました。
展示テーマは【夜の森】で、「人が作り出した文明と自然とが、深い森の中で共鳴し合いながら静かに共存する空間を表現した。」というコンセプト。

水滴の映るガラスや、物の形や葉脈に添って輝く照明が斬新で面白いと思いました。
文字の広がる照明も、公園などの水辺に浮かべて見てみたいです。 その文字が回転するなら尚の事、回り灯籠のようで面白いかもしれないなあー(#^.^#)
そんな風に用途を巡らせるような、新しいアート感溢れる作品でした。


        


清方の間は上出長右衞門窯 上出惠悟氏の九谷焼の展示と、その染付の絵を元に構成された映像【笛吹電影樂團】が上映されていました。
【笛吹】は中国明時代末(十七世紀前期)の古染付の絵柄のひとつで、上出長右衛門窯では70年程描き続けているそうです。 最近では現代の楽器を持たせたりしてバリエーションに富んだ湯呑の制作もしていて、全部揃える為に購入する方もいらっしゃるとか(#^.^#)

実は、大きな湯呑に描かれている染付の絵も、プロジェクションマッピングで動いているのです(#^.^#) 笛を吹いているのにドラムに邪魔されて困っています(笑)
さて、そろそろ最上階なのですが………
ワクワクしながら部屋を出て、最後の階段を足早に上りました。

ホームページを覗くと、様々な形のランプシェードやグッズがあって、こっちの方も同時に展示してほしかったなあ~と思う様なものばかりでした!


        

そして…いよいよ頂上の間…ですがああああああっっ!!!

部屋の奥から飛び込んでくる群青色!! この世界は何っ!?

畳の上にはタイルカーペットが敷かれていて、光を反射させて、まるで水の上に立つようでした!

部屋の上には江戸風鈴がネットに吊り下げられています。 不規則に揺れる影がノスタルジックな気分を誘います。
そして……人が移動したのを見計らってシャッターを切る!切りまくる!!

こんなチャンス、いつまたあるか分からないので、とにかく写真を撮るのに集中しました! ああああ生け花を照らす光源と、バックの群青色に輝くライトがそれぞれの加減で効果をもたらしている! この空間のなんて美しい事……!!

竹かごをこんな風に利用するなんて、目からうろこ、素敵な発想です…

高い角度からシャッターを切ると、床の映り込みが深海を思わせるような景色が撮れました…。 生け花が、海底のサンゴやカラフルなイソギンチャクのようにも見えてきます。
まさに陸の竜宮城です……。

座って見られるように用意されているのだと思うけど、洛中髙岡屋(京都府京都市)の「おじゃみ座布団」が床に置いてありました。 が…、どなたもお座りにならないのは、この作品の邪魔をしたくないという気持ちの表れではないでしょうか…。
そのくらい幽玄で格調高い 【一葉式いけ花】 次期家元・ 粕谷尚弘氏の作品でございました……。


他にも写真を撮りましたが、全部出せないのが残念です…(-_-;)

金魚の水槽も入口にありました。(忘れてた)

今回の【和のあかり】も素晴らしい内容で、本当に行ってよかったです!!
最後の部屋もそうでしたが、どこかでこのままの形で保存してくれないか?と思うくらいに素敵でした! これで終わりなんて勿体無さすぎです! 住みたい!!(笑)


そして最後に例の大門を周るべく、通路を渡ります。

大門の通りはお祭りの灯りでにぎやかでした\(^o^)/

長崎ランタンフェスティバルの龍もありましたが……どうにもピントが合わないというか、鱗などの模様がつぶれて真っ赤に映ってしまう…(-_-;) 
何とか撮れたのはこの角度……

ワタクシにはこれが精一杯でした~~(^_^;) 未熟です~~~!


これにて【和のあかり2017】は終了~! さあ、帰るぞ~~!
と、いつもはここで終わるのですが……
今回はあと2回!! 行かなければならぬイベントがあるのでござるよ~~!!
感動で既に頭パンパンなのですが、何とか容量を空けて、貪欲に突き進みますっ(^_^;)


お次は金魚! 
アートアクアリウムにいざ出陣でござる~~~!!


という事で、②に続きます~~~\(^o^)/
         (本当は八百屋お七の話も出したかったけどまた今度にします~(~_~;)…)


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