ねこじぞう本舗

家族(猫6匹)との日常や、郷里の思い出を忘れずにとどめておきたいなあとか思ってゆるゆる始めてみました。アニメや漫画も好きなので、イラストもアップしつつお気楽にやって行こうと思います。不定期更新。

親子そろって…

6月も半ば……アジサイも菖蒲も見頃を迎えておりますね。
ウチの庭も今、春の花が終わって、初夏の花に切り替わって来ました。

庭は然程広くはありませんが、鉢植えにしたりプランターに植えたりして、花と実りを楽しんでおります。


これからどんどん暑くなってくるので、水やりも虫の駆除も増えてきます。
でも家庭菜園も園芸も大好きなので、とても楽しいです(#^.^#)
朝夕の涼しい時間にはウチの子達もベランダで日向ぼっこして寛いでいます。



毎日楽しみな事が沢山あって、アジサイを見に鎌倉行こうか、菖蒲の花を見に佐倉に行こうか……幸せな想像ばかりしているのですが…………現実は………
家から出られません……。


5月末からイベント&夏祭り目白押しだったはずなのに…現在ワタクシは家の中に引きこもっております……。
正確に言うと、病気療養中でどこにも動けないでおります……コタくんと共に……(-_-;)

2月に貫九郎くんの膀胱結石の手術が終わってホッとしたのもつかの間、小太郎くんの状態が少しずつ悪くなってきたので3月に病院に行きました。

コタくんはよく食べる子なのですが、2~3日程あまり食べなくなって「おかしい」と感じたので、念の為検査して頂きました。
一応、高栄養食の缶詰を(ヒルズプリスクリプション・ダイエット・a/d缶)頂いたのですが……そのうち吐くようになり、急性肝炎にならないようにシリンジで2時間毎にご飯を与えていました。
多少良くなって自分で少しずつ食べたりできるようになったのですが、それも一進一退が続きました…。


4月、コタくんはますます小食になり、ご飯を多く残すようになりました。
食べ残しを茶こしで漉してシリンジであげようー…とお皿を取り上げた時、周りに飛び散った薄い血痕を見つけたのです。


赤血球が不足すると、体中に栄養が運ばれません。 要するに栄養失調状態です。
沢山食べても十分に栄養が行き渡らない。嘔吐もひどい状態の上、口の中から謎の出血…
病院からは出血を止める薬と吐き気を抑える薬を頂いて、消化吸収の良いヒルズのプリスクリプション・ダイエットⅰ/dを買って家に帰りました。


ⅰ/dは木目が粗いので、そのままではシリンジが詰まります。 なので、やはり茶こしで漉してあげなければなりません。
消化器症状の食事療法の為のエサなので、元々毛玉ケアが入っていません。 折角投与しても毛玉を輩出するために吐かれては困ります……。
そこで毛玉ケアのカリカリをお湯でふやかし、茶こしで漉してⅰ/dと混ぜて与えました。
夜勤で13時間家に居ない間が非常に心配でしたが、2時間毎に30㏄を毎日続けました。

                         通勤片道1時間半がとても勿体無いし、遠い…。


三社祭は行きたいなあ……せめてシャセリーオー展は…ミュシャは…………。
……看病している間に…全て会期が終了してしまいました…(T_T)…が、ままはコタくんが少しでも回復するまではどこにも出かけません!
それにもうすぐ誕生日。 コタくん4兄弟姉妹は14ちゃいを迎えます。
皆で元気に誕生日を迎えようよ……!!


その願いが通じたのか、コタくんは6月に入ってから徐々に自分から食べられるようになりました。 
勿論油断はできないので、自力以外にもシリンジでの投与とお薬は続けました。
やっと食べる量が通常に戻ってきた今月8日深夜……
ワタクシは職場で強烈な腰の痛みと嘔吐に耐えられず、電車始発を待って早引きしました…。
家に帰り着くなり39.4度の高熱が出たため、急遽病院へ―――


……その日から、今これを書いている時点まで、会社をお休みしております……(-_-;)
診断結果は、扁桃腺と急性腎盂腎炎がダブルで発症との事。
数日の安静が必要……で、自宅療養です。

整体のおかげである程度痛みが治まって、やっと仰向けに寝られるようにはなりました。 それまでは立つ分にはあまり痛みはないけど、前後左右の圧迫で激痛があったので、うつ伏せも横になる事も厳しかったのです。 もっと早く整体に行けばよかった…。
ただ、左足親指と小指・足の甲が若干マヒしていることが判明しまして……どおりで最近踏みとどまったつもりでもバランス崩して倒れるんだなあーって納得しました…。
メニエールや年のせいだと思って放置していたので、今回病気になった事で早期発見に繋がったのが、ある意味幸運でした。
これが脳から来るのか、腰から来るのか、何れにしてもMRIを受けない事には何とも言えません。(予約1か月待ち…)


今の所やはり熱が出たり下がったりの状態ですが、38度超えは無くなりましたので一先ず安心でしょう。(とか言ってお出かけは…コタくんのお薬と食糧の買い出し以外はしてません!)こんなに長く会社を休んだのは初めてなので、正直、来月の給料がコワイです……(~_~;) 
傷病手当もあるそうですが、できれば年休扱いの方がいい……。


幸いコタくんも自力で食べてくれているし、徐々にではありますが回復しつつあります。
赤血球の欠乏は、脊髄で正常に血液が作られていない可能性があるそうです。 
ただ、治療して治る病気でもないそうなので、出来るだけ沢山栄養を与え続けなければなりません。

健康なうちはいいけど、年をとればそれなりに厳しい日常になる。


改めて「一人暮らしの高齢でペットを飼う」という現実問題を、身に沁みて感じたこの数日でした…。 ホント…気を付けなければ…!!




まま、頑張るから、みんなまた来年も一緒に誕生日を迎えようね!








紫けぶる 古刹の庭園

芽吹く緑の光もやわらかく、静寂に包まれた空気が神聖さを漂わせる鎮守の森。 
早朝6時半からやってまいりました、ここは越谷の名刹・久伊豆神社です。


藤まつりでございます。         http://www.hisaizujinja.jp/about.php                   

早朝から久伊豆神社に来た理由は、落ち着いて藤の花が見たい・そして写真を撮りたい!からです。
屋台が出てしまえば、藤棚周辺も間違いなく人で占拠されてしまいます。
人気の少ない時間を狙うしか、思うようなポジションで写せません…。

そしてこれが藤棚から見た景色です\(^o^)/\(^o^)/


下にいると、纏うような紫と香りで癒されます(#^.^#)
こんな広い藤棚の元はどうなっているのかというと…………

実はこれ、一本の木から枝分かれしたものなんですよ…!!自然の造形ってダイナミックで、どこから見ても美しいですね\(^o^)/
株元から枝分かれして、根回り(ってどこから計るんだ…?)が約7m・東西20m・南北30m程もあり、樹齢は何と200年余りです! もちろん越谷市の天然記念物ですよ!!
天保八年(1837年)に越ヶ谷町の住人で、久伊豆神社内で出店を開いていた川鍋国蔵が下総国(千葉県)流山から樹齢50年余りの藤を舟で運び、移植したものといわれています……というのが越谷市の公式

久伊豆神社側だと、本居宣長と双璧とされる国学者平田篤胤(ひらたあつたね・安永5年8月24日(1776年10月6日)~天保14年閏9月11日(1843年11月2日)) が遺愛の樹で、流山の門人たちが当神社に奉納したといわれている…とあります。
平田篤胤が久伊豆神社境内に仮の庵を置いたのは文化元年(1818年)43歳の頃で、その仮寓跡の碑が池の小道脇に建っています。 
久伊豆神社の門人だった山崎篤利との繋がりから神社とも縁が深くなったそうで、篤胤と門人たちと藤繋がりは確かに考えられなくもない。 しかし、藤が神社へ移植された年代が篤胤の亡くなった年以降となるなら、市側の発表した記録と少なくとも6年のズレが生じるわけで……。 
生前なのか死後なのか、はたまた平田篤胤が愛でたという話自体が後付けなのか…。
その辺の記録がどこかに残ってないか調べてみたい気もします…。(もう一つの手ずから植えた説には賛同できない。どっから出たんだその話…)


因みに、藤には右巻き(時計回り)と左巻き(反時計回り)の種類があって、花穂(かすい)が1m~1.5m位の長い方が右巻き個々の花が大きくて長さが20~30㎝と短い左巻きがあります。 
北海道以外のほぼ全国に自生して見られるヤマフジは左巻きで短かく、房の長い右巻きのノダフジが見られるのは実は近畿以西で、関東には自生はしていません。どちらも日本の固有種です。 
……で、久伊豆の藤はというと、右巻きです。 
自生してない50年物が関東の流山にあったという事は……新発見か!? いやいや、ここは

そんな繊細な美しさを持ったノダフジを平田篤胤が愛したという言い伝えがあっても、確かに納得いきますよね(#^.^#)
藤を巡る謎はここまでにしてと………紫のカーテンを抜けて拝殿方面へ向かう手前に、非常に細やかな彫り物のある手水舎があります。(上の写真)
この建物はかなり古く、延宝三年(1675年)に建造されたものです。 登竜門の彫刻が施されていて、天井絵にも龍が飛んでいるという凝った演出の作りです。
ワタクシの考えですが、もしかしたら昔は、光の具合や角度で水面に天井絵の龍が映るような仕掛けだったのかもしれません。 今度ちょっと映るかどうかやってみよー。


そしてこのまま拝殿に向かいそうですが、手水舎の後ろにも見てほしい場所があります。

ここでお水を頂けるのは有り難いな。と、毎回ペットボトル持参でリュックに持ち運ぶちゃっかり者のワタクシでございました~(#^.^#)
さて、いよいよ拝殿へ向かいます。

写真からは分かりにくいのですが、入り口の4本の柱から拝所までは大屋根に覆われて、下はがら空きの広い空間になっています。
久伊豆神社の例大祭の折、神輿渡御の還御(かんぎょ)には昔から雨がつきものだといわれてきました。そこで、せめて出発と到着のときだけでも屋根の下で、との考えから昭和39年(1964年)に建造されたのがこの拝殿……という事だそうです。


神輿渡御の儀式が雨の中では御幣も濡れてしまうだろうし、何より神様を気遣ってという所からの発想が、ああ…古神道だなあ…って、なんだか日本人の宗教観を感じました…。


拝所になっている建物は更に腰高程に上げて作られていて、その両端に石彫りの狛犬が鎮座しておりましたが………
何故、足が縄でくくられているのだろう…?夜中に走り回るとか…?

と思っていたら、そんな怪奇譚ではなく、
足止めの狛犬(あしどめのこまいぬ)
【家出や悪所通い・多忙な仕事などで家庭を顧みない家族との絆をしっかり結びなおしたいという願いを込めて、狛犬の足に麻を結びます。 古くから「足止めの麻」といわれています。】
という 説明書きがありました(^_^;) 「多忙な仕事で家庭を顧みない」……って……(笑)
これはネコにも効果あるのかな? ウチのウメがまた行方不明になってしまったらここで祈願してみよう~~\(^o^)/ いや、もう二度と逃がさないけどねっ!


              拝殿側から参道を望んで。 木の上に咲く紫はライラックでした。
拝殿・本殿裏や庭周辺にも境内摂末社(けいだいせつまっしゃ)がありまして、
本殿後方(7社)
・稲荷神社 ・諏訪神社 ・五前神社 ・天満宮 ・三峯神社 ・御嶽神社 ・八坂神社
御池周辺(5社)
・二荒山神社 ・御合神社 ・三峯社 ・埼玉稲荷神社 ・水神社

                         の計12社がお祀りされています。
それぞれの社の祭日には祭典が斎行されていますので、折を見てまた伺いたいです(#^.^#)



手前にある鳥居のお社は八坂神社です。 

この付近に早朝行くと気功をやっておられる方がいて、パワーを受け取る為の何かしらの動きが見られますが邪魔しないように…(^_^;)


…しかし、この辺も随分きれいになりました。 数年前までは土だったんですが、舗装されて泥だらけにならなくなりました。 (けど、個人的には土むき出しの方が好きだったなあ~…)


久伊豆神社の境内は他にも見どころが沢山ありますが、今回は藤を楽しみに参りましたのでこの辺で留めておきます。(まだ例大祭もある事だし(笑))


2017年度の藤まつりは5月5日の子どもの日までとなっており、5月3日午前10時からは野だてが開かれます。 野だては先着200人限定で参加料200円です。


各地で開催される藤まつりも気になる所ですが、先ずは地元の隠れた名所などを探してみるのもまた楽しいでしょうねー。例えばそれが他所ん家でも(笑)
ああ!そういえば上野動物園の藤棚も見事だったなあ~!子どもの日は上野動物園に行きたいなあ!(夜勤だけど…) あの辺りは藤の名所もツツジの名所も集中してるから、休みを利用して散策…できるかな…?(^_^;)
貴重なお休みはウチのコタロウくんの介護で遠出ができないので、充分にとはいかなくても何とか近場でリフレッシュもしたいですね~。


ま、花はこれからまだまだ続くし、何かしらきっと行けるさ!!\(^o^)/






春の寄り道 ②

        入り口に回ればこんなに大きな枝垂れ桜があるんですよ~~\(^o^)/

いやいや、ちょうど見頃でした~~!! ヤエベニシダレ、満開でした~~!!
青い空に映える、この薄桃色のなんて見事な事!!
東南アジア系の観光客の方が歓声を上げながら何枚も写真を撮っていらっしゃいました。
こういうタイミングで旅行できて良かったですよね! こんなに美しい日本を見てもらって、ワタクシもとても誇らしい気分でした(#^.^#)

それにしても、枝垂れ桜の一枝を寄せて髪飾りのようにして写真に撮るのは、女子の万国共通なのか…?
あ、いや、その気持ちはよくわかるよ~~! 心は常に女子だから~~!!
ただ、ワタクシは自分の写真を撮るのが嫌いなだけなので~~~(^_^;)なので~~!

ソメイヨシノとはまた違って、繊細な感じがしますもんねー。うん。

枝垂れ桜と八重桜を見ずして、春を終えてはならない!!
そのくらい勿体ないと、ワタクシは思います! ソメイヨシノを見ただけで春の宴を終わらせちゃいけない!

そしてこれが園里黄桜(ソノサトキザクラ)というやや黄緑がかった品種の桜です。
上野公園内でも数本しか咲いていない珍しい桜です。

上野公園の花見のピークが終わり、ブルーシートも無く、通常に戻った桜の通り道を北へ向かいます。 でも今年のソメイヨシノは本当に長く咲いてくれてます。 
葉桜になりかけているけど、まだ半分は残っていました。 ピーク時に行くことが出来なかったワタクシにとっては有り難い限りです\(^o^)/

                    臨時のゴミ捨て場や提燈などの撤去作業が進められていました。

薄桃色に取って代わるように、鮮やかなモミジの新緑がまぶしく輝いていました。

国立博物館へ続く広場の木々も、様々な緑のグラデーションで美しいです。 春から初夏にかけてしか見られない色合いです。

博物館へ信号を渡って右折すると、道を挟んで隣接する大きなお寺さんがあります。
東叡山寛永寺開山堂と言って、東叡山の開山である慈眼大師(じげんだいし)天海大僧正と慈惠大師良源(じえだいしりょうげん)大僧正のお二方をお祀りしている事から、【両大師】とも呼ばれています。

ここには【御車返しの桜】(みくるまがえしのさくら)という名木があります。

この桜もソメイヨシノが終わる頃に見頃になるので、混雑もありません。
その横を少し低めの門を通ってお隣の広い敷地に抜けると、シダレザクラの大木がそよ吹く風に揺れていました。

後ろにある大きな黒門は寛永寺旧本坊表門です。
慶応四年5月15日(1868年7月4日)の上野戦争により本坊は跡形もなく焼失。表門だけが残り、現在の場所に移設されました。 (元は現在の国立博物館の方にあった)

下の白黒写真は、平凡社「鹿鳴館秘蔵写真帖」の上野戦争跡地写真です。 焼け跡が片付けられている所から、戦いから大分後に撮られたものと思われます。 手前の小さな3つの建物は手水舎のようです。 
柱が建っていた場所の敷石が、その建物の大きさを物語っています。  

上野寛永寺はその後、明治12年(1879年)になってようやく復興が認められ、現在に至ります。

こちらは表から写しました。 門は重要文化財なので、触ったりできないようにフェンスで囲まれています。
輪王院の敷地から見た全景です。枝垂れ桜と御車返しの桜のコラボが見られます(#^.^#)

寛永寺の辿った歴史を感じながら、こうして遠目に眺める桜も一興かと思います。


朝のお散歩はここまででしたが、もうちょっとだけ紹介します。
寛永寺根本中堂から言問通りに出て、上野桜木にある旧吉田屋酒店の枝垂れ桜も風情があって素敵なんです\(^o^)/ ここもソメイヨシノから少し遅れて咲きます。 
中の資料館は無料で見学できますよ。

道を挟んでお隣にカヤバ珈琲店という有名なお店もあります。 いつもお昼時など観光客で並んでいますので、花見をやや過ぎた頃合いはまだ比較的入りやすいかと思います。


それから、花見で有名な谷中霊園ですが……
満開のソメイヨシノもいいですが、散る姿が美しく見える一角があります。
そこはあまり観光客やお花見の方が訪れない穴場です。 私もお気に入りの場所ですのであまり教えたくありません(笑)近郊の方は写真から推察して下さい(笑)


ここは動画も撮影したのですが、アップの仕方が分からないので…(^_^;) 残念ですが写真のみです…。 本当に息をのむほどに美しいんですよ…桜の花びらがふんわり風に舞う風景は……。 このまま時が止まればいいのに…と…少し切ない気持ちになります。


そしてこれは浅草。 【花の競演】のおいらん道中で紹介した通りにある八重桜です。
並木道になっていて、都会という事も忘れてしまいそうなくらい華やかです。
浅草近辺は八重桜を植えている通りが結構多いので、隅田川の見頃が終わると、七福神めぐりをしながら八重桜を楽しむツウな方々もいます(#^.^#)


こうしてみると、遅咲きの桜もなかなかのものでしょ?
東京でも4月下旬まで桜が楽しめますので、まだまだ春を感じたい方は是非お散歩してほしいです\(^o^)/



ここで紹介しきれなかった場所がまだあるのですが…歴史というか、政治がらみの話になりそうなのでそれはまたいつか…。あまりそういう話をここで熱く語りたくないしなあ…(^_^;)

花の競演

                       

                         上野寛永寺ではすでに神輿の準備がされておりました。
花魁(おいらん)道中と聞くと京都の島原を浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、【花魁】という呼び名は18世紀後半に江戸吉原で使われた最高位の遊女の称号です。
大阪や京都では現在でも最高位は【太夫】と呼ばれています。(それぞれ呼び方にも地域の誇りがありますので、間違えないように…。)
ですので、太夫道中は京都・花魁道中と言えば東京でございます!
少雨決行…雨天中止も予想される中、浅草観音うら一葉桜祭り・江戸吉原おいらん道中に行って参りました!


その前に、吉原について少しだけ説明を致しますと……江戸に吉原が誕生したのは元和3年(1617年)の事。 
元々遊女の店は江戸中に点在していましたが、人口増加と共に整備事業も拡大。その都度幕府は遊女屋の移転を強制させていました。
しかし度重なる立ち退き命令と、遊女の多さで移動が困難という不満があり、いくつかの遊女屋は連名で幕府への陳情を重ねました。
その後、治安や風紀の乱れを憂慮した幕府は、それらを一つの場所に集めて営業させる事を決定。 日本橋葦屋町辺りに幕府公認で吉原は誕生しました。(ちなみに、非公認の遊女屋を岡場所と言います。)
すったもんだでようやく落ち着いた吉原でしたが明暦の大火(1657年)により焼失。
幕府の江戸城下再建を機に、千束村へ移動する事となりました。
なので、最初の吉原を元吉原・移転してからを新吉原と区別されたりします。

新吉原は、鷲(おおとり)神社や浅草寺の裏手にある、田地に囲まれた土地に再建されました。 寺社仏閣を訪れる人々の流れと花街へと流れ込む客の人波で、江戸・明治と、この界隈はとても賑やかだったようです。
しかしその歴史は苦難も多く、明治44年(1911年)4月9日の吉原大火(映画にもなった吉原炎上ね)・関東大震災・東京大空襲等の被害もあり、建物は破壊され、遊女の犠牲者も数多くありました。 
その度に吉原は、一からの再建・復活を繰り返してきました。
しかし昭和33年の売春防止法により、ついに、その長い歴史に幕を下ろす事になりました……。


遊郭は遊女遊びだけではなく、実は様々な文化や芸術が生み出されてきたという側面もありました。 台東区馬道地区町会連合会が、花魁の美しい所作や、その華やかな道中を残せないだろうか…? と、企画して始まったのがこのお祭り……という事だそうです。

それも今年で15回目…吉原開場400年記念というので去年よりも盛大になるはずだろう!と期待を寄せるも、あいにくの少雨…(-_-;)
降ったりやんだりを繰り返しているので、お出掛けするのはほぼ賭けでした……。

おいらん道中は13:00からというスケジュールでしたので、40分前に着いて………
いたのに!どうしたもんか!この人混み!!
雨だから人も少ないだろうという読みは完全にハズレてしまった…!! しくった!!
  ポジション取りを制する者は写真を制す……
出端を挫かれてしまいましたが、諦めずに人垣の少ない場所を探して移動しました。
何とか手を延ばせば写せるだろうという所に入り込み、小雨がぽつぽつ降る中、一行をひたすら待っていました。

           傘をさすと他の方が見えなくなってしまうので、多少の雨は皆さん我慢してます。
やがてざわめきとアナウンスでおいらん道中が始まった事が分かったのですが、この場所の、見える位置に辿り着くまであとどのくらい待てばいいのか……(~_~;)
そりゃそうだろうな…。花魁の上から下まで総重量約30キロを身に着けてだもんな…。
重かろう辛かろうで、なかなかの体力勝負。 ゆっくりしか進めないわ(^_^;)


スタートから何十分くらい経った頃だろう……歌うような掛け声が近付いてきました。

そして、漸く見えてきた花魁道中! ワタクシの前を陣取る皆さんが一斉に立ち上がりました! 我先にとカメラやスマホを向けるので、ワタクシのデジカメのフレームには無数の手しか映っていません! まるで心霊写真です! シャッター切れません!! 
皆さんが一通り撮り終えるのを待つしかないようです!! 
やっとこさ手が引っ込み始めた頃を見計らい、爪先立ちで斜め前方に右腕を伸ばしましたが、正直かなりキツイ体勢です。 しかし行列は待ってはくれません! ここはひたすら我慢です!


吉原には現在二人の花魁がおります。 象潟(きさかた)花魁と藤波花魁のお二方ですが、先の御登場は象潟花魁の御一行でした。

花魁もお美しいけど、禿(かむろ)がかわいくて、つい、後姿も写しました(#^.^#)
上背があると、頭上の大きな花飾りも仮分数過ぎずに見えるから羨ましい…。
♪~アタシゃ~も少し~背が欲し~い~♪~ ←古すぎる…(~_~;)

暫くして藤波花魁の御登場。こちらもまたお美しい…(#^.^#)

そして【吉原の狐舞ひ】の方々の御登場~~!!
江戸時代の吉原では、大晦日に狐の面をかぶって、御幣と鈴を持って練り歩いて新年を寿いだそうです。 吉原の周辺には稲荷神社が5社もあったそうで、狐舞ひが執り行われた背景には、遊女たちがお稲荷さんを信仰していた事も関係しているのかもしれません。

悔しいから去年の狐舞ひも出しちゃう!
こんなふうに賑やかなんですよ~~!ホントは~~! 
ああああああもうっっ!マジでポジション取りは大事ですよ皆さん!! 来年こそは正面から撮りたいっっ!!何としても最前列を狙ってやる~~~っっ!!

こうして……みなさん次々とステージ裏に消えていき、次の催し物の準備を急ぎます。
しかし…小雨とはいえ、高価なお着物が濡れている状態ですので、天候うんぬんよりもそっちの方がとても心配です……(~_~;) 

晴れていれば去年同様、ステージに艶やかな屏風が飾られていたはずでしょうけど、それはさすがに濡れてはいけないものなので、今回は簡素な舞台背景になっていました…。
せめて投げ込みの生け花とか、盆栽でも借りられたらよかったのになあ……。

助六所縁江戸桜(すけろくゆかりの えどざくら)という演目は歌舞伎の十八番で有名だそうですが、ここでは店先から座敷の場までのおいらんの所作や遊郭の作法を見せる為に脚色されています。 ちなみに、助六の愛人・揚巻の【揚】を油揚げで包む稲荷寿司・【巻】を巻き寿司に見立てて詰合せた所から【助六寿司】と呼ばれるようになったとか。 名付けた人も粋な方だったようですね(^o^)

舞が終わると象潟花魁は馴染み客の元へ。
場面は座敷の場へ移り、<掛け見世・盃毎・煙管毎>が始まりました。
吉原ではさまざまな作法や特別なルールがありました。客が花魁とは最初の組み合わせである【初会】から始め、二回目【裏を返す】三回目【馴染み】と少なくとも三回登楼しなければ、親しく接することが出来ませんでした。ステージでの【座敷の場】掛け見世・盃毎・煙管毎などでその様子を再現します。
                             パンフレットより抜粋


花魁のツンデレは究極ですよね~~(^_^;) 三度のお目通りでお部屋へ案内される客もいれば、何度通ってもお眼鏡に適わず、高いお金を落とした挙句に帰される方もいらっしゃるわけですから…(-_-;) しかしそれでもめげずに足繁く通えるなんてよっぽどのお大臣だわ……
この後ステージでは寿祝吉原石橋幸獅子(ことぶきいわうよしわらしゃっきょうさいわいし)という演目で、吉原の狐舞ひ・連獅子が舞われたのですが……ワタクシはちょっと足が痛かったので、ステージを後にして帰りました~~(^_^;) 残念ですが、また来年という事で~~…。(ステージ前の道路にブルーシート張った場所で正座で見学していたので、アスファルトの硬さがほぼ拷問に近かった…。雨も弱いけど止まないし、往路の道中は出来たけど復路はどうやら中止になりそうだとチラッと聞こえてきたので、ちょっと我慢できなくなりました(~_~;) 来年はシートのお座敷に座る為の座布団を持参しよう…)


兎にも角にも、今年も無事おいらん道中が見られてよかった\(^o^)/ 
春はこうでなくちゃね!

そして今年のソメイヨシノは長いよ~!まだまだ散ってなかったし、これから見頃を迎える場所も関東にもまだある!(秩父とか、高尾山とか)これは5月まで行けそうだ!!

上野浅草界隈はこれが最後とばかりに、雨にも負けず頑張っていました。
帰りは浅草駅からなのでついでに浅草寺も寄ってみました。 花祭りのメイン、お釈迦様のお神輿は既に終わっているので、人波も落ち着いてる様子です。


最近は着物をレンタルして観光する外国のお客さんが増えたので、お寺にマッチしていい雰囲気です。桜に負けず、着飾る若い子達も花盛り。
目の保養にはいいですね~(#^.^#)


ワタクシも最近着物を着なくなったから、着付けがアヤシイ……練習がてら観光客のフリして散策してみたいですね。 





春の寄り道 ①

とは言っても今夜も出勤の身の上なのであまり遠出するわけにもいかず…ウチの子たちも帰りを待っていることだし…電車から開花の確認をしに行きました。

今日のお散歩は中央線。最初に降りた御茶ノ水駅はいまだに工事中で、聖橋から抜ける風景を撮影することが出来ませんでした。 残念。
湯島聖堂の手前の桜はまだ5分咲きくらい。陽のあたる場所でこうだという事は…… 


この分じゃ多分他も同じかそれ以下だろうな……やっぱり今日は偵察だけにしますか。


という事で、次の停車駅は市ヶ谷にしました。

御茶ノ水から飯田橋・市ヶ谷方面の車窓の風景は、朝10時頃までの光の具合が良好です。 春の晴れた日、こんなふうに清々しく水面に映るので好きなんですよ。
桜は残念だけど、これはこれでキレイです(#^.^#)

ここは市ヶ谷フィッシュセンターの釣り堀です。市ヶ谷で下車してホームから撮りました。一度も利用したことがないのですが、機会があれば釣ってみたいなあー。

ホームから飯田橋方面を望んで。
都会のビル群も、朝の柔らかな光に包まれると神秘的に映ります…。


多分これ以上先へ行っても桜は同じ状態だと思ったので、乗り継ぎのため上野に引き返しました。 5分も待たずに電車が来るので、都会って便利ですね~~。


上野駅は毎年、中央口のエントランスに大きな桜のディスプレイを置くので、記念撮影スポットになっています。 ここだけはいつでも満開(#^.^#)

ここまで来るとつい、このまま公園をうろつきたくなるんだけど、今日は我慢!
ネコたちとカメがママの帰りを待っている!


今年の桜は天候が乱高下しているから、いつもよりも長く見られそうなので、写真を撮る機会にも恵まれ…ることを願っております!
週末にかけて雨とか言ってるけど! 
今年は撮りまくるぞ~~~~\(^o^)/