ねこじぞう本舗

家族(猫6匹)との日常や、郷里の思い出を忘れずにとどめておきたいなあとか思ってゆるゆる始めてみました。アニメや漫画も好きなので、イラストもアップしつつお気楽にやって行こうと思います。不定期更新。

魔法のカード





  おまけ

ウメ、無事に帰還しました~~~\(T▽T)/

「はああああもおおおううっっ!!おまえはっっ!どこにいってたんだよおおおおっっ!
ママ心配したんだからあああああっっっ!!!」

お向かいの方角から鳴き声がしたので、ウメかも…と玄関を飛び出したのは10月23日夕方5時半頃。


この8日間、何度も同じような事がありました。
近所には、ノラちゃんや外に猫を散歩させるお宅が多いので、いつも我が家の周りには猫の声がします。 ましてや発情期に入っているので、うにゃ~うにゃ~とあちこちで鳴き声がしていて、その度に飛び出してみてはハズレてガッカリという事の繰り返しでした…。


今回もダメかも…と思いつつ、もしやもしやで岸壁の母(←古い)のような気分で
「ウメ~~!ウメちゃ~ん!!ウ~~メ~~~~!!」
と、声のした方へ呼びかけ続けました。
しかし鳴き声はパタリと途絶え、夜の薄暗がりが更に深くなってくるばかり……。
(ああ…やっぱり駄目だったか……)
と、諦めて家の中に入ろうとしたその時です!
「にゃあああああんん」
とかすれた声がして振り向くと、お隣のブロック塀の上にっっっっ…!!!!
「うううううめええええええええ!!」
身体が薄汚れてお腹がペナペナだったけど、あの模様!あのタレ目はもう確実にウメ!!
「ウメ!入っておいで!みんな心配してたんだよ!!」
と手招きしましたが、何だかよそよそしくウロウロしているので、多分捕まえられることが不安なんだなーと思い、
「ほ~らウメの大好きなヒモだよ~~~~」
と、お気に入りの紐で釣ってようやく回収しました(T_T)


家の中に入ると、ウメは速攻でエサの入った味噌汁椀に顔を突っ込み、爆食いし続けました…。よっぽどお腹が空いていたんだろうなあ……全然顔を上げてくれませんでした。

ウメが食べている間にウエットティシュとサンスポット(蚤取り薬)を用意して、蚤の拡散防止対策をとり、いつもお世話になっている動物病院へ速攻で連絡を入れました。
梅が見つかったのでチラシの回収と、検査と避妊手術をしたい旨を話しましたら、生憎院長先生が不在との事。 結局翌日に相談という運びになりました。


ううん、いいの。ウメ無事に帰って来たから、いいの。ゆっくりでも。


一心不乱に爆食いする我が子を写真に納めつつ、早速ツイッターで報告しました。
沢山の方に拡散して頂いて、本当に感謝してます!
ブログを見てお声掛けして頂いた方、御心配かけました。もう大丈夫です!



8日間、チラシを張り、人に訪ね歩いて、保健所や警察にも登録して出来る事全てやって……何の収穫も無かった…。
せめて誰かが拾ってくれたら、返したくなくて大事に飼ってくれるならそれでもいい。
とにかく無事でいてほしい………と、ずっと祈ってました。
でも、こうして私の元に帰って来てくれて……導いて下さって、神様御先祖様諸々の精霊たち、全てに感謝します…(T_T) 
本当に有り難うございました!!
幸いにもウメはケガもなく、元気しております!!
これから病院で検査ですが、それまではゆっくり寝かせておきたいと思います!


そのうちまた報告させて頂きますね(#^.^#)

行方不明です…(T_T)

ウメちゃんがいなくなってしまいました(T_T)

10月15日の午後12時以降から行方知れずになっております……。
私が夜勤から帰って来て寝ている間にベランダから出てしまったようで、御近所の方が目撃していたのですが、大袋の木村人形店付近に野良猫に追いかけられて走っていってしまったようです……。
その近辺も捜してみたのですが、夜中辺りまで歩いてもどこにも見えず……。
ここ数日の朝の最低気温も10度近くにまで下がってきているし、お腹もすいているでしょうから心配でたまりません…(T_T)


家猫として育てていますから、外に出して放し飼いにした事はありません。
本能で戻って来てくれたら嬉しいのですが…どこまで行ってしまったんだろう…。

久し振りのいい天気だしベランダは2階だから…と安心して日向ぼっこさせていたのにまさか飛び降りたなんて……それとも木に飛び移ったか…?
どっちにしても、油断していました…。(他の子は一度もそういう事が無かったので)


もし、付近の方、目撃しましたら教えて頂きたいです…(T_T)
ウメは結構人なれしていると思いますので、多分、声をかけたら寄ってくると思います。

特徴としては、ウメは中ネコサイズで、細身。
拾った時から目のしゅん膜が瞳の周りを覆っていて、タレ目気味です。風邪と微熱で目ヤニが付いていて、涙がずっと出ています。
シッポは片手で握れるくらいの長さで、先が曲がった鍵シッポです。
鳴き声はかすれたような小さい、ネコにしては高音の声で鳴きます。

模様はこんな風に白地が多いです。


早く…早く帰って来てほしいです…!!
ママは心配しています!! 千代治君も寂しそうです!!
ウメちゃん、お願いだから無事に戻って来て~~~(T_T)

彼岸花の贈り物

彼岸花(ヒガンバナ)・曼珠沙華(マンジュシャゲ)
と呼ばれるこの花は、中国大陸から来た帰化植物と言われています。
日本ではお彼岸の頃に咲くからヒガンバナという名で通ってますが、正式な学名ではギリシャ神話の海のニンフ(妖精)の一人、リコリス(Lycoris)という可愛らしい名前になっています。 ※妖精の名についてはリュコリアスLycorias ともあります。

花丈は30~50㎝程で、有毒なアルカロイドを多く含みます。
昔、農家では根菜を荒らすミミズやモグラが侵入しないように、田畑の周りを囲うように植えられていました。しかし毒を抜いて加工をすれば、デンプンが取れて非常食になる事が分かったので、飢饉の時に口に運ばれていたようです。 でも…間違った精製の仕方で亡くなったり中毒を起こした者も数知れず……試しに食べてみたい方は、正しい方法と細心の注意が必要です…。 詳しく知りたい方はコチラへhttp://www.drugsinfo.jp/2009/01/04-125400


ヒガンバナがいつ頃から飢饉などの救荒食料とされたかは詳しく判りませんが、上杉鷹山が米沢藩で出した「かてもの」という本の中にはありませんでしたので、少なくとも江戸時代中期以前には食用として利用された記録がなかったのではないかと思われます。諸説ありますが。 ※(享和2年(1802年)、飢饉救済のための非常食になる植物と調理法をまとめた本。後に全国へ広がり、凶作時の食糧難に役立った。)


最近の記録では明治期から昭和の初め頃まで工場でデンプンが精製されていたという事ですが、食糧事情が豊かになってからはそれも消滅してしまいました。
因みに「アラビックヤマト」で有名なヤマト糊でも、戦時中、米やジャガイモなどの穀物が使えない事から一時期ヒガンバナの澱粉で代用していたそうで…。しかし粘着力に難があった為、技術的にかなり苦労したという、閑話休題。


さて、ヒガンバナの里として知られる埼玉県日高市高麗の巾着田へ出掛けたのは、見頃を過ぎたギリギリ最後で滑り込みセーフくらいだろうという9月28日の朝でした(^_^;)

会社が忙しくて花の見頃に休みが取れなかったので見られないかも…と諦めかけていたのですが、久し振りのお休みに「今日しかないでしょっ!!」と慌てて家を出た次第です。
乗り継ぎ1時間40分程で、高麗(こま)駅に到着したのは9時半頃。午後には雨の予報なので、早速地図をもらって巾着田へと急ぎました。

            気ない住宅地の路地を通るのでちょっと静かに~(^_^;)

近隣の農家の方々がそれぞれの敷地で、自分の畑で採れた農作物や手作りの品々を露店販売していました。欲しいものはいくつかあったけど、荷物になるので帰りまでガマン。

こんな奥深い地域までキリシタン禁止令の定書が来るのか…徹底的だなあ……
と、何となく感慨深く…しちゃいけないんだけどねっ、命のやり取りなんだからっっ!
久し振りに五人組なんて単語見たよ~~とかっっ(^_^;)


ムラという共同体を村人自身の目で監視させる体制は、この文章から一目瞭然に読み取れますよね……。 権力者のやる事は世界共通。 村の暗い部分を見てしまった………
……か~ら~の~ヒガンバナは、死と怨讐を連想させて怖い~~(^_^;)
  これから向かうのは八つ墓村ではないっ!!横溝文学は
 忘れろっっ!!
気を取り直して路地を通り抜けると、開けた場所にまたも石碑が建っている……。

この石碑は【水天の碑】と言って、天明年間(1781~1789年)に繰り返しあった干ばつや洪水などの天災や水難を鎮めるために天保年間(1830~1844年)に台村の村民が建立した物だそうです。(誰かの墳丘墓かと思った…)
天明の大飢饉】(1782~1787年)は、日本全土に長期に渡り大打撃を与えた、日本史上最大の飢饉でした。 その大きな原因となったのが火山噴火で、日本でも相次ぐ噴火があったのですが、それ以上にアイスランドのラキ火山(1783年)の噴火がすさまじく、世界中に広がった火山灰が日光を遮断して世界的な冷夏と異常気象を及ぼしました。1783年は浅間山も大噴火を起こしています。

そろそろ軌道に戻らねば!目的は巾着田!今日は歴史散策じゃない!!

色々目を奪われて寄り道こいてきましたが、やっと対岸に巾着田が見えました~(#^.^#)

彼岸に渡れば極楽浄土の世界が待っているのね~~!川を挟んでというのがまた仏教感半端ない!!\(^o^)/

              いざという時はオニグルミも拾えるし(笑)というか拾いまくった\(^o^)/
ここからいよいよ赤い絨毯の世界へGOです!!非日常感を楽しみたいと思いますので、音声を切ります!(笑)

【あいあい橋】という木造アーチの橋。この橋の上から眺めるには一旦会場の外に出なければなりません。チケットを持っていれば再入場できるので、上に行ってみました。

懐かしい農機具とか見てると、スローライフには是非必要だな!と改めて思うわけで…。
実家にもあったんだけど、足踏みミシン、あれ、復刻してくれないかなあ…。
電気がなくても手軽に操作できて縫えるってとてもすごい事だし、これからの世の中に絶対に需要あると思うけどなあー。
資料館は入館無料なので気軽に入れます。軽く高麗の歴史を知るのにもいいと思いますよ。(今回は行けなかったけど、次行く時は高麗神社の歴史散策したい~!)
二階からは対岸の巾着田も見られました。窓の景色を楽しめるようにソファーも外に向けられていたので5分程休憩(^o^)
鮮やかな赤い世界に戻る前に他の景色も見たくなったので、高麗川の周辺も散策してみました。
高麗川の水を引いている小川には、魚も沢山いました。
遠目には分からないけど…カワムツ…?川魚にはあまり詳しくないのでアユとかニジマス程度しか見分けがつかないです…。

ハグロトンボに会えるなんてラッキーでした。沖縄では見た事ないので…というかいないのかな? イトトンボの種類は結構いるんですが、羽黒は初めて見ました。光沢があって綺麗ですね(#^.^#)
公園と私有地の一角がビオトープになっていて、この土地の生き物が結構見られるので、ちょっと散歩するのも楽しいですね。
駐車場付近では周りを囲むように酔芙蓉(スイフヨウ)も植えられていて、バラみたいにきれいだった。丁度季節を同じくして咲くのでこれも楽しめますねー。

                          一重咲きも一緒にありました。
気が付けば大分外れに来ていたので、もう一度公園内に戻りました(^_^;)
観光客もどんどん増えてきたみたいです。

元の食べ物とか加工品・お土産が沢山販売してました。中では催し物コーナーもあって楽しそうでした(^o^)

下流域は花がまだ見頃で良かった。本当に滑り込みセーフだったんだなあ~(^_^;)
中には白い彼岸花も混ざって咲いてたんですよー。これがまた見事だったので、引き立つように黒枠でアップします(#^.^#)

一回りして時刻を見ると、そろそろ帰る時間。(昼時に帰る弾丸ツアーです…(^_^;))
天候も徐々に怪しくなってきました。やはり雨が降りますね…これは。

帰りがけに農家の露店でお土産をゲットして急がねば!
欲しいものは来る途中でチェック済みだし、速攻で買うぞ!!
と、戻ってみると、他の露店も次々出てたりして……目移りしちゃいました(^_^;)

ちょっと多めの荷物になってしまって重かったけど、欲しかった物が(特にホワイトジンジャーの花が!!)手に入れられたのでホクホクでした~\(^o^)/
しかし!!電車の発車時刻まであと5分!!←またギリギリかよ…(^_^;)
ダッシュで駅までスパートかけて、改札潜って間もなく帰路の電車が到着でした~。
(私につられて一緒に走ってたオバサン、ほんっと焦らせて済みませんでした…)
時刻は11時51分発、束の間だったけどヒガンバナを満喫できて良かったです(#^.^#)
飯能駅辺りで本格的に降り出してきたので、越谷もヤバいかなあ…と思ったのですが、何とか小雨程度で無事でした~。


そして今回の戦利品\(^o^)/

クリとミョウガとホワイト・ジンジャーは頂き物。 絶対持って帰りたかった大きいユウガオ(かんぴょう)の実と芋茎(ずいき・八つ頭の茎)は買ったもの。
残りは高麗川から拾ったもので、中には秩父赤石として知られる紅簾(れん)片岩もありましたがチャート・石灰岩が主です。手持ちの顕微鏡で拡大してみましたが、残念ながらフズリナ化石などは見られませんでした…。一つだけ二酸化マンガンの塊があったので、ちょっと得した感じ(笑)たまには川で水晶や化石探しも楽しいかもしれないなあー。
ユウガオは早速鳥の手羽と煮びたしで頂きました\(^o^)/10年振りくらいに食べたのでもう何杯もおかわりです(笑)おいしかった~~!


……そして…写真には写ってないのですが、実はオニグルミも沢山あったのです…が…
写真を撮る前に割ってしまった…というか潰してしまいました……(-_-;)
これが成れの果てです………。

でも私は転んでもタダでは起きない女…。
クルミの一部は南部鉄の窯でクルミケーキにしました。(ウチには電子レンジはない)
残りの細かい物は、バナナとオレンジと砂糖を混ぜてフライパンで熱してジャムにしました。チーズや生クリームと合わせて食パンに挟んで、会社におやつとして持って行きました。 これも美味しかったから、また作りたい!
自然の恵みを有り難う\(^o^)/\(^o^)/


今回はいつもと違って突発的な弾丸ツアーでしたが、いい気分転換になりました。
巾着田は花の風景、水の風景、楽しめる場所が沢山ありました。
村の農家も業者を通さず、直接地産の野菜や商品を販売するいい機会ができてとても良い関わり方だったと思うし、豊かさを感じました。
各地に花の名所がありますが、こういった小さな村落を潤すような風景が、営みと共に続くというのは幸せな事ですよね。


花の恵みが四季を通じてある日本ってやっぱりいいなあ~!
そして秋は実りの秋!
これからが楽しみです!!\(^o^)/\(^o^)/


山 夏ニシテ 草木 深シ 

今年、平成28年から8月11日が【山の日】として施行されました。(制定は平成26年)
当初の案ではお盆休みと続けて8月12日にするという事であったようですが、この日は 【日航機123便墜落事故】という大惨事があった日なので11日に変更したそうです。
山の日の記念イベントがあちこちで開催される中、私は秩父三峰の一つ、妙法ヶ岳に行ってきました。(雲取山・白岩山・妙法ヶ岳の総称で三峰と言います。)
ツイッターで、【三峯神社・奥宮 山の日記念登拝の参加者募集】の記事を見かけたので、「これはいい機会」と思って速攻申し込んだのが大当たりでした\(^o^)/
だって定員30人だけだったから~! 定員に達しましたので…って断られたら御嶽神社(東京・青梅市)に行くつもりでしたが、人数に入れて良かったです!


山…と言っても1332mで割と登りやすい感じでしたので、ちょっとラフなハイキングっぽい軽装で行きました。
いえ、特に山をなめてるわけじゃなく……実は秩父の山は結構登山経験があるのと、権禰宜さんが着物で上がれるようなコースだという情報でしたので…。
でも背負ってく物だけは、普通のハイキングよりは沢山入ってましたけどね。(一応自分のものだけじゃなくて、誰かが遭難とか事故・ケガをされた時の救護用に、水も食料も余るくらい入れていくのが山の鉄則。)

…まあ…こんな感じです。無事に下山したら余ったものは帰ってから食べるので、おにぎりなどは一個一個ラップで包んで腐らない具材を入れてます。
物は纏めてジップロック等の口が閉じられるビニールに入れます。これは色々使えるので何枚か入れておきます。
山に登るとき最低限これですので、結構リュックの中身は重いです(^_^;)(書き忘れたけどタオルとか下着とか替えのシャツも入ってます…)


三峰神社は、古く日本武尊(ヤマトタケルノミコト)およそ1900年程前に御宮を建てたのが始まりだそうです。(史実的には様々に物申す事あれど)
平安時代には呪術者にして修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ・おづの)が修行した修行場でもあり、霊験あらたかな神社として関東では人気です。


最寄駅から秩父三峰神社まではバスも乗り継いで約4時間の行程なので、社務所で10時45分の受付時間に間に合うべく、早朝6時前に出発しました………(-_-)zzz

                 羽生で秩父鉄道のラッピング電車に乗りました~\(^o^)/

東武スカイツリーラインから秩父鉄道に乗り継ぎ、9時過ぎに三峰口に到着しました! でもここから更にバスに乗り継がなければなりません…。


バスが私にとっての地獄です…。特定の臭いと光で偏頭痛を起こすタイプなのですが、バスのニオイもアウト……(-_-;) ここで軽く食事をして、お薬を流し込みました…。



やっと三峰神社の駐車場に着いた時、付近にはガスがかかってヒンヤリとした空気に包まれていました。 ススキの穂も咲いて、トンボが飛びかって…下界の夏も早、過ぎ去ってしまったかのような光景でした。

美味しそうな臭いに誘われてちょっと寄り道しましたけど(笑) 軌道修正して、三ツ鳥居という珍しい鳥居をくぐって拝殿へ向かいました。
狛犬ならぬ、狛狼が両脇に控えています。ヤマトタケルが道に迷った時に道案内をしたのが狼という事で、こちらでは狼が守護として鎮座しています。

   木々の中を歩くと、益々ガスがかかってきて、幻想的になってきました。

正面に見えてきたのは拝殿。寛政12年(1800年)建立して、昭和37年(1962年)改修されました。その右にあるのが寛文元年(1661年)に建てられた本殿です。伊弉諾尊(イザナギノミコト)伊弉册尊 (イザナミノミコト)が主祭神として祀られています。

この拝殿でこれから出発前に神様に御登拝をします。
神様のおわします奥宮参拝ですから、失礼の無いように入山しなければなりません。

歩を進めるごとに、道幅が徐々に狭くなってきました。しかし左右の斜面はまだ緩やかな方です…(^_^;)
因みに前方の上下濃紺の服の方は、2~3歳のお子さんを背負って、家族4人での登山をされてます~!お父さん大変!(~_~;)
(後で知ったのですが、お父さん以外は参加者ではありませんでした。でも最後まで御同行でした。)
集団の後方で遅れていたお母さんと4~5歳くらいの息子さんがちょっと心配でしたので、私もつかず離れず、一番後ろを歩きました。
でも一番大変だったのは殿(しんがり)を務めたもう一人の権禰宜さんの方だった………40ℓくらい入るんじゃね…?と思うような大きなリュックを背負って、袴姿での登山で、しかも最後に合わせて歩くのですからね……休憩も短いし……本当…余計な体力使わせてご迷惑おかけしました…(-_-;)

もののけ姫に出てきそうな森が続きます。美しい景色です…(#^.^#)

さて……私もただ山を登りに来た訳ではありません。
勿論、山の日記念の奥宮参拝も目的ですよ。 でもワタクシがそれだけに留まるワケがない(笑)
この山に何が生息するか!どんな植物があるのか!そっちも楽しみで来ましたからね~!


で、今回の収穫はというと、菌類・キノコオンパレードでした~~\(^o^)/

いやもう、食えそうなものが多くて、一瞬手を出しそうになりましたよ~~~!
でも私はキノコには詳しくないし、
(この見事な赤!もしかして~~ …いや、ベニテングタケかも… あれ…?ベニテングタケってこんなだったっけ…? 模様なかったっけ…?…あれ…?…)
小学生以来キノコ図鑑なんて見た事なかったから、うろ覚えの記憶で採取してヤバい事になったらコワイし~……(~_~;)
仕方がないので写真だけ撮って後で調べる事にしました…。(当然だ)
以前仕事で福島に住んでいた時に聞いた話なんですけど、食べられるキノコと毒キノコの生息範囲が狭い場所で、ごく稀に【亜種】が存在するのだそうです。
食べられるキノコを採取したら中毒を起こしてしまった…… つまり、【毒】を持ってしまった食用キノコが自然界で誕生しているというのです。
キノコ名人でさえ見分けがつかないのだから、素人が簡単にキノコ狩りなんてやっちゃいけない…。そういう事ですよね…ハイ…。



…そして…やっと頂上に辿り着きました~~\(^o^)/全員無事ですっ\(^o^)/
良い眺めです~~~!!

最後にお供えしたお神酒を、お猪口に分けて皆で戴いて儀式は終了~。
                            (子供は勿論ダメ♡)
やっとお弁当の時間になりました\(^o^)/
ので、私も持ってきたおにぎりを立ちながらパクパク。狭い山頂をうろうろしつつ、何かないか宝探しです(笑)。

トンボも沢山飛んでいました~。

幸いな事に雨も降らず、滑落もケガもなく、無事参拝登山を終え、短い時間でしたが下山の時間になりました。
最後に全員で記念写真を撮って、元来た道を戻りました。
皆さん帰りは下りなので軽快です(笑) が、登山は下山中が事故が多いので油断は禁物です。 特に普段運動してない方は、下山で使う筋肉が、日ごろ使わない部位を特に使うので絶対後で筋肉痛になりますから。 コレ、確実ですから(笑)


しかし……マジで油断は禁物です…。


山の中腹まで下りた所で、何という事でしょう~~!!!
どこからともなく地蜂じばち・クロスズメバチの事・2cm~2.5cm位?に見えた)が一匹高速で飛んで来て、すれ違いざまに私の右太ももをひと刺しして飛んでいきやがりましたああああああっ!!通り魔的犯行かああああっっ!!(-"-)



痛い。 確かに痛い。
刺されたのは一部分だけど、太腿からふくらはぎ辺りまで痛みとちょっとしたこわばりみたいなものが出てきました。多分赤く腫れてるんじゃないかな…?
でも、特に我慢できない程でもなく……
暫くしたら、まあ………こんなもんかなー………と。


実は何度か蜂や虫に刺された事があるので、結構、痛み慣れしてたりします…。
それに、スズメバチと違って毒性の少ないクロスズメバチ。慌てる事もない。
一応後ろの権禰宜さんに、下山したら蜂用のお薬があれば貸して頂きたいと申し出ましたが、多分氷で1~2時間冷やせばいい程度です。(発疹とか嘔吐とか、アレルギー症状がない限りは、病院に行っても氷で冷やす対応だと思う。アナフィラキシーを起こすスズメバチは別対応ですけどね。  ああ、あと、ムカデは痛い。あれはめっちゃ痛い。)


「大丈夫ですか?お薬今塗りましょうか?持ってますよ。」
と言われても、ここで脱ぐわけにもいきませんからねー(笑) 
「トイレに行って針が残ってないか確認してからにします。全然平気です。むしろ私としてはいい思い出ですので。」(いいブログネタだし(笑))
という会話の後、暫くして先頭集団から悲鳴が上がりました……。


      やはり地蜂でした~~(^_^;)



登山中に写したこの付近は、地鉢の巣があるから気を付けて下さいと言われていました。まさか帰路でこんなハプニングがあろうとは~~~!

刺されたのは女性3人。先頭の権禰宜さんが無線で社務所に連絡をして、車の通れる沿道で待機してもらう事になりました。頭を刺された方もいたので、吐き気が無いか、アレルギーとかがちょっと心配でした…。


私を含めた後続の7人は地蜂の巣を迂回するために、隊列の参道を離れて別ルートで下山しました。
少し下りると車が待機していて、「もう一人刺された方はどなたですか?」と、乗るように言われました。
「大丈夫ですから。歩けますから!」
と断ったのですがとにかく乗ってと言われて、ここでぐずったら迷惑になってしまうので従いました…。 あと数百メートルだったのになー…(-_-;)
車内では刺された方達が、用意された氷袋を患部に押し当ててとても痛そうでした…。

この地蜂襲撃事件(笑)によって少々予定時間が過ぎてしまいましたので、残念な事に私と刺されたもう一人の方は、最後の式には参加せずに先にバスで帰路に就くことになりました。
残りのお二人は、社務所の方が病院まで搬送して下さったようです。
後で訊きました所、お二人とも大した事はなかったとの事。刺された痛みとショックの方が大きかったのかもしれません。


皆さんとのお別れの挨拶もそこそこに、興雲閣入り口で会社の友人へのお土産を速攻で買って、拝殿の外から神様に感謝のお祈り差し上げてからダッシュでバス乗り場に行きました~(^_^;) 出発時刻まで残り5分だったから~~最後までバタバタ(笑)

    そのうちまた遊びに来ます~~~~~\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/


登山自体は軽かったのでそんなに疲れはありませんでした(往復3時間程度の行程)が、やはりバスが地獄でした~(^_^;) 気持ち悪かった…。


家に着いて一先ずシャワーを浴びて、氷で患部を1~2時間冷やして様子を見ましたが、傷みも薄れてきたのでそのまま放置。 翌朝には完全に赤みも消えて治りました\(^o^)/
(私は結構免疫力が強いのかもしれない。野生児だし(笑))


朝ごはんに昨日の残り物のおにぎりを食べつつ、帰る間際に参加記念に頂いた袋を開けると、奥宮で撮った集合写真と三峰神社の御朱印が入っていました。

でもいい教訓にもなりました!やはり山は侮ってはいけない。
地蜂だったから良かったようなものの、オオスズメバチだったらひとたまりもなかった…
(オオスズメバチの大きさは4㎝~5㎝あります…(~_~;) 後で調べたら、ミツバチ以外の蜂は、針が抜けないそうです…。つまり何度でも刺せるという…)
今後は蜂対策も考えて山に入ろう…というか、蜂情報入ったら行かない方がいいな!


    ここで なんちゃって五言絶句を一つ。



       ええ、もう意味は
        読んで字の如く
                    ですわ~~~~(笑)