ねこじぞう本舗

家族(猫6匹)との日常や、郷里の思い出を忘れずにとどめておきたいなあとか思ってゆるゆる始めてみました。アニメや漫画も好きなので、イラストもアップしつつお気楽にやって行こうと思います。不定期更新。

日帰りで巡る極楽→地獄→現世ツアー ①和のあかり展

和のあかり展 2017
─────え~…イベントというのは日にちが重なる事が多々ありましてー………
あれやこれや行くにも体力と時間は勿論の事、先立つものもそれなりに必要になってくるわけであります…。
それらを調整しました所、スケジュールが大変混みあってしまい、今回一気に3ヵ所を回るという強行軍になってしまいました……(^_^;)
それぞれに時間を割り振っての移動ですから、当然のんびり浸る事が出来ません。

そういう状況でのご案内とさせて頂きますので…いつも以上に文章が混乱しております事はご容赦くださいませ~(~_~;) ……って、いつもの事かあああっ!!

という事で、時間の都合上、先陣切ったのは10時開場の目黒雅叙園でございます!

今年はエレベーターからの入場で、オープニングを飾ったのは中里繪魯洲氏の【無法の空に…】というタイトルの馬の像でした。

「無方の空に…」


まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばろう 宮澤賢治「農民芸術概論綱要」より
闇があるから光がある陰と陽 その明暗の淡いが情緒を生む
遠く宇宙からもやってくる光 光ってなんだろう・・・
光の種は火 火はノスタルジー
宮澤賢治は虫や鳥や草や石や星などと対等に共感してすべての幸福を願った
星も人も馬もおなじ宇宙を構成する微塵 そこには光も含まれているに違いない
私はここに馬を造形したこの馬も宇宙の一つであり包蔵された たくさんのガラス球もそれぞれが宇宙である
 あなたが立つ ここもまた銀河系宇宙の場です
 どうぞ皆さんも身の回りの宇宙を感じ自身の宇宙と共振させ無方の空へ解き放してみてください・・・       

                     
                               目黒雅叙園 ホームページ内より抜粋

そうしましたら……やっぱり文章を読んでからの方が、この像の存在の深さにダイブできた気がします。
ワタクシは何分ガサツに出来ておりますので、こうでもしないと気付かない事が多くて、詩的な感性をお持ちの方々が羨ましい限りでございます……(-_-;)
中里氏の他の作品にも興味を持ったので、早速ホームページに飛んで見てきましたら……
やはり、詩的で繊細でした………(#^.^#)


                                            


お次は階段を上って十畝の間
大きな鬼瓦と獅子の焼き物が睨みを利かせておりました。

愛知県西三河地方で生産されている粘土瓦は、三州瓦と呼ばれています。
丸栄陶業株式会社(愛知県碧南市)は創業216年を数える日本最古の瓦メーカーだそうです。 そのいらかの壁面を奥に見て、棟方志功の版画を行燈にした作品が取り囲みます。

床の間を見ると「三保の松原」と題した屏風絵が飾られておりました。
銭湯絵師 ・丸山清人氏の作品です。
丸山氏はその繊細な質感で、銭湯以外にも老人ホームなどの施設で作品を手掛けていらっしゃるそうです。


       銭湯絵とは約100年程前に生まれたアートで、現在、銭湯絵に係わるペンキ絵師は日本には3人 
       しかいらっしゃらないのだとか…。 映画館の看板画と同じく、味のある絵が将来見られなくな
       るかもしれないというのは寂しい事ですね…。 どなたか継承してくださるといいのですが…。


作品が銭湯の壁から飛び出して、こうして屏風絵になってもおおらかな風景。 
明るいながらも落ち着きのある色合いが気持ちをゆったりさせるのかな。 
リラクゼーション感、ハンパないです(#^.^#)
ここで同時に展示される事で、部屋の空気も通って軽くなった気がしました。
十畝の間は室内で戸外を表現されていて、懐かしい昭和の風景を見るようでとてもなごみました。 


でも……【和のあかり】がメインなんですけど……お花大好きなワタクシは生け花の方に強く惹かれてしまい、四方八方写真撮りまくっておりました~(#^.^#)

だって生け花の作る空間の方が、圧倒的にワタクシ好みだったんですもの~~!!
ああ、これは、次の生け花×百段階段展がヤバいな~~…と思いつつ、名残惜しくも部屋を後にしました。


漁樵の間は常連の青森ねぶたでした。

「相馬太郎良門妖術を修る 竹浪比呂央」という作品ですが……
ここで記念写真を撮られる観光客の団体様が多くて、結構順番待ちが長かったです(^_^;)
相変わらず部屋の装飾に負けない迫力でした!

草丘の間では、切り絵アートで去年、最上階で展示されていた早川鉄兵氏の「清流の森 」が登場……。
え? ここで切り絵アート? 
と、早くもここでファイナルな予感を感じつつ部屋に入ると…目を見張る世界でした…

沢山の命が集うその場所は、動物園ではなく、豊かな森。

渓流に泳ぐ魚たちも森を作る構成員。



この森を散策しながら、「もっと広い展示スペースで、昆虫や恐竜などを加えた作品が是非見たい!」 と思いました。
(これを常設したカフェがあれば…図書室があれば最高です!! 誰か作って…!)

今年もワタクシ、早川氏の切り絵のモチベーションに圧倒されました……
ですが……ここで浸ってもいられないので次の間へ………

静水の間は、工芸作品が様々な光を演出していました。

下の4点は橋田裕司氏の作品。
針金でフレームを作って和紙を張った照明を手掛ける橋本氏は【照明塾】の塾長で、【照明塾の手づくり照明教室】を全国で開いていらっしゃるそうです。
手掛ける造形もユーモラスで可愛いものや、美しいフォルムのものなど多彩です。

帳面になり、画材になり、壁になり、服になり、照明器具になり……和紙は本当に優れものです。


       



そして日本ステンドグラス作家協会からも素敵な作品群が…!!

ステンドグラスの縁取りは木版画や切り絵にも似ています。
しかし、はめ込まれたガラスを透過する光は深い色を作り出し、和紙とは違った力強さを感じます。 

他にも作品があったのですが、写真写りが悪かったのでこれだけにしました…(-_-;)


七宝作家の常信 明子(じょうしん ひろこ)氏は、今年 東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻を修了されたとても若い作家さんです。
しかしその作品は、熟練の洗練された技が感じられます。
写真では残念ながら色がくすんでしまいましたが、ホームページで御覧いただければ、春めいて軽やかな、可愛らしい作品である事がお分かりになると思います。
今とても注目される作家さんの一人です。 
               


静水の間の奥にある星光の間ではまさに【照明】を中心に展示しておりました。
入口で造形作家の 川村忠晴氏の【ススキのフロアランプ】がお出迎えしてくれました。

去年に引き続きの御参加で、植物を材料にした照明の数々です。

次の作品は照明作家の 弦間康仁氏。
こちらはユニークで大胆な作品を見せて下さいました。
展示テーマは【夜の森】で、「人が作り出した文明と自然とが、深い森の中で共鳴し合いながら静かに共存する空間を表現した。」というコンセプト。

水滴の映るガラスや、物の形や葉脈に添って輝く照明が斬新で面白いと思いました。
文字の広がる照明も、公園などの水辺に浮かべて見てみたいです。 その文字が回転するなら尚の事、回り灯籠のようで面白いかもしれないなあー(#^.^#)
そんな風に用途を巡らせるような、新しいアート感溢れる作品でした。


        


清方の間は上出長右衞門窯 上出惠悟氏の九谷焼の展示と、その染付の絵を元に構成された映像【笛吹電影樂團】が上映されていました。
【笛吹】は中国明時代末(十七世紀前期)の古染付の絵柄のひとつで、上出長右衛門窯では70年程描き続けているそうです。 最近では現代の楽器を持たせたりしてバリエーションに富んだ湯呑の制作もしていて、全部揃える為に購入する方もいらっしゃるとか(#^.^#)

実は、大きな湯呑に描かれている染付の絵も、プロジェクションマッピングで動いているのです(#^.^#) 笛を吹いているのにドラムに邪魔されて困っています(笑)
さて、そろそろ最上階なのですが………
ワクワクしながら部屋を出て、最後の階段を足早に上りました。

ホームページを覗くと、様々な形のランプシェードやグッズがあって、こっちの方も同時に展示してほしかったなあ~と思う様なものばかりでした!


        

そして…いよいよ頂上の間…ですがああああああっっ!!!

部屋の奥から飛び込んでくる群青色!! この世界は何っ!?

畳の上にはタイルカーペットが敷かれていて、光を反射させて、まるで水の上に立つようでした!

部屋の上には江戸風鈴がネットに吊り下げられています。 不規則に揺れる影がノスタルジックな気分を誘います。
そして……人が移動したのを見計らってシャッターを切る!切りまくる!!

こんなチャンス、いつまたあるか分からないので、とにかく写真を撮るのに集中しました! ああああ生け花を照らす光源と、バックの群青色に輝くライトがそれぞれの加減で効果をもたらしている! この空間のなんて美しい事……!!

竹かごをこんな風に利用するなんて、目からうろこ、素敵な発想です…

高い角度からシャッターを切ると、床の映り込みが深海を思わせるような景色が撮れました…。 生け花が、海底のサンゴやカラフルなイソギンチャクのようにも見えてきます。
まさに陸の竜宮城です……。

座って見られるように用意されているのだと思うけど、洛中髙岡屋(京都府京都市)の「おじゃみ座布団」が床に置いてありました。 が…、どなたもお座りにならないのは、この作品の邪魔をしたくないという気持ちの表れではないでしょうか…。
そのくらい幽玄で格調高い 【一葉式いけ花】 次期家元・ 粕谷尚弘氏の作品でございました……。


他にも写真を撮りましたが、全部出せないのが残念です…(-_-;)

金魚の水槽も入口にありました。(忘れてた)

今回の【和のあかり】も素晴らしい内容で、本当に行ってよかったです!!
最後の部屋もそうでしたが、どこかでこのままの形で保存してくれないか?と思うくらいに素敵でした! これで終わりなんて勿体無さすぎです! 住みたい!!(笑)


そして最後に例の大門を周るべく、通路を渡ります。

大門の通りはお祭りの灯りでにぎやかでした\(^o^)/

長崎ランタンフェスティバルの龍もありましたが……どうにもピントが合わないというか、鱗などの模様がつぶれて真っ赤に映ってしまう…(-_-;) 
何とか撮れたのはこの角度……

ワタクシにはこれが精一杯でした~~(^_^;) 未熟です~~~!


これにて【和のあかり2017】は終了~! さあ、帰るぞ~~!
と、いつもはここで終わるのですが……
今回はあと2回!! 行かなければならぬイベントがあるのでござるよ~~!!
感動で既に頭パンパンなのですが、何とか容量を空けて、貪欲に突き進みますっ(^_^;)


お次は金魚! 
アートアクアリウムにいざ出陣でござる~~~!!


という事で、②に続きます~~~\(^o^)/
         (本当は八百屋お七の話も出したかったけどまた今度にします~(~_~;)…)


夏の始まり ~浅草ほおずき市~

7月10日は四万六千日で、観音様の功徳日─────
功徳日とは、一日お参りするだけで100日も1000日もお参りした事になるという、ボーナスポイント・更に倍!!というお得な日の事です(笑)
寺によって功徳日が違うらしいのですが、浅草浅草寺では年に12回の功徳日が設けられています。
その中でも7月10日が最大級で、46000日…約126年に相当し、【一生分の功徳が得られる】というから「もう二度と行かなくていいんだな!? お布施もお賽銭もやらなくていいんだな!?」とツッコミたくなるような超法規的な反則技が出る日です(笑)

 

   



       


と…通り沿いには入りたいお店ばかり並んでいるのですが、制限時間があるのでスタスタと歩を進めまして……道を抜けると目的地の浅草寺境内に出ます。
                              藤棚の下には涼を求める人でいっぱい。

 棚の擬木にはミスト用の管が仕込まれていました。   出店の氷水に手を突っ込む子供。 夏の屋台でよく 
                           見かける光景ですよね(笑)                                                                   

この日はやや強い風が吹いていたので、結構涼しかったです。
(前日の方が風もなく厳しい暑さだった…。だから、会社お休みだったけど行かなかったの……(^_^;))
風で入り口の紫の幕も大きくはためいて、その隙を抜けるように沢山の風鈴の音が聞こえてきます。 音を辿って参道脇に出ると、沢山のほおずきの店が立ち並んでいました。

ほおずき市には夕方の涼しい時間を待って出かける人も多いので、5時を過ぎて終盤になっても、どの店も人が途絶える事がないくらい大盛況です\(^o^)/

今やほおずき市と言えば浅草───となっていますが、実は、港区の愛宕神社が起源であります。(羽子板市もこちらが最初)
「境内で自生しているほおずきを飲めば、子供の癇・婦人病に効く」と言われ、愛宕神社で青ほおずき市が立つようになりました。

  江戸時代も薬として利用されていましたが、それはほおずき市で言われる婦人病の薬としてではなく、堕胎に効果があるという事で使われたようです……(-_-;)


もう一つ薬効があるとされる子供の癪(しゃく)というのは、夜泣き・疳(かん)の虫とも言われる、いわゆる成長期の自律神経のバランスの崩れから起こる症状の事です。 
お母さま方なら乳幼児の夜泣きに悩まされた事が多々あるでしょうから、よく御存じのはずですね。

このように伝承として残る程、夜泣き疳の虫は世の母親の悩みどころだったのです。
そこでほおずきを煎じて飲ませれば…とありますが、効き目は全くないようで(笑)
「金つぶ~ひ~や~~きお~がん~♪」「赤ちゃんひとつぶ ボク5つぶー」
のコマーシャルで知られ、夜泣き疳の虫によく効く樋屋奇応丸に含まれる生薬にも残念ながらほおずきは含まれておりません。(関東だと宇津救命丸が夜泣き疳の虫の薬として有名)
因みにこれらのお薬が製造されたのは約400年程前ですが、一般に普及するのは明治期になってからの事です。(何しろ秘伝薬なので一粒の値段が高く、とても庶民が買える代物ではなかったのです)
まあ……実際にはほおずきを煎じて飲むという行為よりも、行ってきたよ~!というお土産感覚で手にするのが主だったでしょうから、効く・効かないは気にしなかったのかもしれません(笑)

さて、四万六千日の縁日にはもう一つ、この日だけに特別に授与される【雷除け】のお札があります。
雷除けとして有名なのは北野天満宮や生身(いきみ) 天満宮ですが、菅原道真には関係なく、浅草寺ではその昔、赤トウモロコシを雷除けの縁起物として販売しておりました。


遡る事江戸時代に、ある村で雷の被害があったのですが、赤トウモロコシを吊るしていた家だけがその被害から逃れられたそうです。

雷は時に火災にも繋がりますから、信心深い江戸の農民はこぞって買い求めた事でしょうね。(でも意外と歴史は浅かったんだなあ~(^o^) ホント、何でも信心ですね!)
四万六千日は、功徳日とほおずき市と雷除けの授与というトリプルのごった返しで、お祭り大好き江戸っ子には楽しい娯楽の一つだったんでしょうね~(笑)
ワタクシも縁日の賑わいは、おいしい食べ物や遊び所が沢山あって大好きです\(^o^)/


でも、短い後ろ髪を引かれつつ、浅草を後にしなければなりません…。

そろそろ電車のお時間が迫ってまいりました。
東京は到る所高い現代建築に囲まれて窮屈なのですが、境内に出ると青空が大きく広がって、何だかホッとします。 

遮るものは何もない、突然の開放感がある場所…。
こういう場所が一番【空】に近い所かもしれない…。
と、振り返る浅草寺の空を見上げてそんな風に思いました。


このまま会社へ向かうのですが、元来た道をそのまま戻るのは勿体無い気がするので、ちょこっとだけ参道を寄り道して、筋道から抜けて行く事にしました。



緑もすっかり夏の色に変わって、作る木陰もクッキリと濃くなっていました。

今週末からは子ジャリどもが(笑)夏休みに入って、どこもかしこも占領して更に混み混みになっていくんだろうなあ~~(^_^;)
風情も旅情も感じる隙はなくなる程、パワー全開の若者たちと渡り合って行けるか、些か不安でございますですよ……。


元来た道に出て、来るときに見られなかった風景が目に映りました。
屋根より低いスカイツリーと風鈴のコラボを眺めつつ、結構いい風景かもしれないなあ…と、何だか妙に納得した気分になってしまいました。
分かるかなあ…? こういうのって(#^.^#)


    こんな景色が、今も昔も変わらない【粋】とかいうものかもしれない。




夏の始まり ~朝顔市~

梅雨明けでもないというのに連日35度以上の殺人的な気温が続いている関東ですが……
ワタクシは何とか体調も良くなり、仕事に復帰しております。
脳のMRIは予約待ちの状態なのでまだ何とも言えないのですが、左足のしびれと頭のもやもやが気になる所です…。
まあ、モヤモヤしていても始まらないし、リハビリ兼ねて自分でできるマッサージや運動をやりつつ、整体にも通っています。
コタくんもやっと自分で食べられるようになったのでひと安心です(#^.^#)
少し気持ちにも時間にも余裕が出て来たので、久し振りに帰りがけに寄り道をしてきました(#^.^#)

朝顔市と言えば入谷の鬼子母神。 
朝顔市最終日の朝は会社が6時明けで何とか間に合いそうな気がしましたが、何といっても夏の朝は早い。 朝顔は完全に開ききっているはずなので、写真に撮れるかちょっと心配でした。

入谷に着いたのは6時45分頃…食べ物屋台はあまり開いていませんでしたが、やはり人出は多かった…!

歩道脇のお店には沢山の朝顔の鉢が並んでいました\(^o^)/

でも、写真の団十郎は残念ながら「本物の」団十郎朝顔ではありません……。
団十郎朝顔(だんじゅうろうあさがお)は、二代目市川團十郎が歌舞伎十八番の内【暫】で着た衣装の色にちなんでつけられた名前です。
 江戸時代には、団十郎の【粋】な色が流行ったようですが、非常に種が出来にくくて生産量が激減、戦後途絶えてしまった幻の朝顔だったそうです。
今に見る【団十郎】は生産者が販売促進の為に名付けたもので、「本物の団十郎は黄蝉葉・斑なしの葉で濃茶色の無地の日輪抜けの花を指す」のだそうです。
本物の種は専門家の方が所有していて、一般の園芸店等には販売されていないのだとか。
それでも、団十郎独特の【海老茶色】は、団十郎という名が付く朝顔以外にはありません。 復活させるのにも生産者は苦労なさったでしょうね。
その希少性故にか、お買い求めのお客さんの殆どが「団十郎は(鉢の中に)入ってますか?」と訊いてきます。

かれこれ1時間は経とうかという所……気温と日差しは朝顔を萎ませてしまいます…。
朝顔市ですから、お客さんに出来るだけお花を見て頂きたいとお店の方も試行錯誤で、鉢を暗がりの倉庫に置いて、時差で店頭に並べる工夫をしているようです。

ここでちょっと「恐れ入りやの鬼子母神」というダジャレでも知られる、真源寺(しんげんじ)に寄ってみました。

真源寺は「下谷七福神」のうちの一つで、福禄寿も祀っています。

鬼子母神の話を知らない世代もいらっしゃるだろうから少し掻い摘んでお話をしますが……

昔、多くの子を持つ鬼女がいて、自分の子を大切に可愛がっておりました。
鬼女は丈夫な子を産む為に、人の村に下りては人の子を次々さらって食べておりました。 村人たちは子供を喰われてしまう恐怖に、お釈迦様に救ってほしいと嘆願します。
お釈迦様は一計を案じ、鬼女の子を一人、自分の元に隠してしまいました。
村から帰って来た鬼女は、子が一人いなくなった事に気付きます。
鬼女は、気も狂わんばかりに悲しみ、7日間探し続けました。 しかしどこにも子供の姿がありません。
「ああ、私の愛し子がいなくなってしまいました。どこを探しても見つかりません。どうか我が子を見つけて下さい!」
鬼女はお釈迦様の元に行き、泣く泣くお願いしました。
「お前には沢山子がいるが、一人いなくなっただけでこのように悲しみ深く苦しんでいるではないか。 ならば、お前に子をさらわれ、食われてしまった人の親の悲しみは如何ばかりか。」
お釈迦様に言われ、自分の行った罪の大きさに気が付き、鬼女は深く反省しました。
その後、行いを改める事を約束し子を返してもらうと、子を守り、
安産の神・仏法の守護となりました。 そして鬼女の食を満たすために「人の肉の代わりに、人の味のする実を代わりに食べるように」とお釈迦様がザクロをお与えになった…。

というお話なのですが、実は「お釈迦様がザクロをお与えになった」という話は、日本で作られた創作だそうです。
(法華経伝来と流布に関係しているようですが長いので割愛させて頂きます。)
話がまた脱線してしまいましたが、まあ、そんなこんなで鬼子母神をお祀りするお寺ではもれなくザクロが付いてきます(笑)


入谷朝顔市の由来は明治に入ってからと以外にも歴史は浅く、朝顔栽培農家が真源寺の敷地内で育てた朝顔を披露した事から始まった…とか。(大火で焼け出された御徒町の下級武士が、育てた 朝顔を生活費に充てるために売ったのが始まりとか、諸説あります。)

一時期入谷周辺で朝顔作りが盛んになったそうですが、人口増加による宅地化で入谷界隈での栽培が難しくなり、大正時代に早くも朝顔市は廃れてしまったそうです…(-_-;)
1948年(昭和23年)に再び入谷で朝顔市が復活し今に至りますが、現在の栽培地は台東区ではなく、埼玉の草加市・岩槻市・春日部市などから多く仕入れられているそうです。
(草加市や岩槻市も7月に朝顔市があります。)


まだまだ人で賑わう朝顔市ですが、ワタクシはお腹も空いてきたし、ネコ達も待っているのでそろそろお暇です(#^.^#)


朝顔もひまわりも夏休みを連想させる花ですよね。 楽しかったよなあ~夏休み!
朝のラジオ体操も、絵日記も、今となっては懐かしい。 時々子供の頃に帰りたくなりますね、この時期は(#^.^#)
たまには故郷に帰ろうかな~…懐かしい風景に会いに。



親子そろって…

6月も半ば……アジサイも菖蒲も見頃を迎えておりますね。
ウチの庭も今、春の花が終わって、初夏の花に切り替わって来ました。

庭は然程広くはありませんが、鉢植えにしたりプランターに植えたりして、花と実りを楽しんでおります。


これからどんどん暑くなってくるので、水やりも虫の駆除も増えてきます。
でも家庭菜園も園芸も大好きなので、とても楽しいです(#^.^#)
朝夕の涼しい時間にはウチの子達もベランダで日向ぼっこして寛いでいます。



毎日楽しみな事が沢山あって、アジサイを見に鎌倉行こうか、菖蒲の花を見に佐倉に行こうか……幸せな想像ばかりしているのですが…………現実は………
家から出られません……。


5月末からイベント&夏祭り目白押しだったはずなのに…現在ワタクシは家の中に引きこもっております……。
正確に言うと、病気療養中でどこにも動けないでおります……コタくんと共に……(-_-;)

2月に貫九郎くんの膀胱結石の手術が終わってホッとしたのもつかの間、小太郎くんの状態が少しずつ悪くなってきたので3月に病院に行きました。

コタくんはよく食べる子なのですが、2~3日程あまり食べなくなって「おかしい」と感じたので、念の為検査して頂きました。
一応、高栄養食の缶詰を(ヒルズプリスクリプション・ダイエット・a/d缶)頂いたのですが……そのうち吐くようになり、急性肝炎にならないようにシリンジで2時間毎にご飯を与えていました。
多少良くなって自分で少しずつ食べたりできるようになったのですが、それも一進一退が続きました…。


4月、コタくんはますます小食になり、ご飯を多く残すようになりました。
食べ残しを茶こしで漉してシリンジであげようー…とお皿を取り上げた時、周りに飛び散った薄い血痕を見つけたのです。


赤血球が不足すると、体中に栄養が運ばれません。 要するに栄養失調状態です。
沢山食べても十分に栄養が行き渡らない。嘔吐もひどい状態の上、口の中から謎の出血…
病院からは出血を止める薬と吐き気を抑える薬を頂いて、消化吸収の良いヒルズのプリスクリプション・ダイエットⅰ/dを買って家に帰りました。


ⅰ/dは木目が粗いので、そのままではシリンジが詰まります。 なので、やはり茶こしで漉してあげなければなりません。
消化器症状の食事療法の為のエサなので、元々毛玉ケアが入っていません。 折角投与しても毛玉を輩出するために吐かれては困ります……。
そこで毛玉ケアのカリカリをお湯でふやかし、茶こしで漉してⅰ/dと混ぜて与えました。
夜勤で13時間家に居ない間が非常に心配でしたが、2時間毎に30㏄を毎日続けました。

                         通勤片道1時間半がとても勿体無いし、遠い…。


三社祭は行きたいなあ……せめてシャセリーオー展は…ミュシャは…………。
……看病している間に…全て会期が終了してしまいました…(T_T)…が、ままはコタくんが少しでも回復するまではどこにも出かけません!
それにもうすぐ誕生日。 コタくん4兄弟姉妹は14ちゃいを迎えます。
皆で元気に誕生日を迎えようよ……!!


その願いが通じたのか、コタくんは6月に入ってから徐々に自分から食べられるようになりました。 
勿論油断はできないので、自力以外にもシリンジでの投与とお薬は続けました。
やっと食べる量が通常に戻ってきた今月8日深夜……
ワタクシは職場で強烈な腰の痛みと嘔吐に耐えられず、電車始発を待って早引きしました…。
家に帰り着くなり39.4度の高熱が出たため、急遽病院へ―――


……その日から、今これを書いている時点まで、会社をお休みしております……(-_-;)
診断結果は、扁桃腺と急性腎盂腎炎がダブルで発症との事。
数日の安静が必要……で、自宅療養です。

整体のおかげである程度痛みが治まって、やっと仰向けに寝られるようにはなりました。 それまでは立つ分にはあまり痛みはないけど、前後左右の圧迫で激痛があったので、うつ伏せも横になる事も厳しかったのです。 もっと早く整体に行けばよかった…。
ただ、左足親指と小指・足の甲が若干マヒしていることが判明しまして……どおりで最近踏みとどまったつもりでもバランス崩して倒れるんだなあーって納得しました…。
メニエールや年のせいだと思って放置していたので、今回病気になった事で早期発見に繋がったのが、ある意味幸運でした。
これが脳から来るのか、腰から来るのか、何れにしてもMRIを受けない事には何とも言えません。(予約1か月待ち…)


今の所やはり熱が出たり下がったりの状態ですが、38度超えは無くなりましたので一先ず安心でしょう。(とか言ってお出かけは…コタくんのお薬と食糧の買い出し以外はしてません!)こんなに長く会社を休んだのは初めてなので、正直、来月の給料がコワイです……(~_~;) 
傷病手当もあるそうですが、できれば年休扱いの方がいい……。


幸いコタくんも自力で食べてくれているし、徐々にではありますが回復しつつあります。
赤血球の欠乏は、脊髄で正常に血液が作られていない可能性があるそうです。 
ただ、治療して治る病気でもないそうなので、出来るだけ沢山栄養を与え続けなければなりません。

健康なうちはいいけど、年をとればそれなりに厳しい日常になる。


改めて「一人暮らしの高齢でペットを飼う」という現実問題を、身に沁みて感じたこの数日でした…。 ホント…気を付けなければ…!!




まま、頑張るから、みんなまた来年も一緒に誕生日を迎えようね!








紫けぶる 古刹の庭園

芽吹く緑の光もやわらかく、静寂に包まれた空気が神聖さを漂わせる鎮守の森。 
早朝6時半からやってまいりました、ここは越谷の名刹・久伊豆神社です。


藤まつりでございます。         http://www.hisaizujinja.jp/about.php                   

早朝から久伊豆神社に来た理由は、落ち着いて藤の花が見たい・そして写真を撮りたい!からです。
屋台が出てしまえば、藤棚周辺も間違いなく人で占拠されてしまいます。
人気の少ない時間を狙うしか、思うようなポジションで写せません…。

そしてこれが藤棚から見た景色です\(^o^)/\(^o^)/


下にいると、纏うような紫と香りで癒されます(#^.^#)
こんな広い藤棚の元はどうなっているのかというと…………

実はこれ、一本の木から枝分かれしたものなんですよ…!!自然の造形ってダイナミックで、どこから見ても美しいですね\(^o^)/
株元から枝分かれして、根回り(ってどこから計るんだ…?)が約7m・東西20m・南北30m程もあり、樹齢は何と200年余りです! もちろん越谷市の天然記念物ですよ!!
天保八年(1837年)に越ヶ谷町の住人で、久伊豆神社内で出店を開いていた川鍋国蔵が下総国(千葉県)流山から樹齢50年余りの藤を舟で運び、移植したものといわれています……というのが越谷市の公式

久伊豆神社側だと、本居宣長と双璧とされる国学者平田篤胤(ひらたあつたね・安永5年8月24日(1776年10月6日)~天保14年閏9月11日(1843年11月2日)) が遺愛の樹で、流山の門人たちが当神社に奉納したといわれている…とあります。
平田篤胤が久伊豆神社境内に仮の庵を置いたのは文化元年(1818年)43歳の頃で、その仮寓跡の碑が池の小道脇に建っています。 
久伊豆神社の門人だった山崎篤利との繋がりから神社とも縁が深くなったそうで、篤胤と門人たちと藤繋がりは確かに考えられなくもない。 しかし、藤が神社へ移植された年代が篤胤の亡くなった年以降となるなら、市側の発表した記録と少なくとも6年のズレが生じるわけで……。 
生前なのか死後なのか、はたまた平田篤胤が愛でたという話自体が後付けなのか…。
その辺の記録がどこかに残ってないか調べてみたい気もします…。(もう一つの手ずから植えた説には賛同できない。どっから出たんだその話…)


因みに、藤には右巻き(時計回り)と左巻き(反時計回り)の種類があって、花穂(かすい)が1m~1.5m位の長い方が右巻き個々の花が大きくて長さが20~30㎝と短い左巻きがあります。 
北海道以外のほぼ全国に自生して見られるヤマフジは左巻きで短かく、房の長い右巻きのノダフジが見られるのは実は近畿以西で、関東には自生はしていません。どちらも日本の固有種です。 
……で、久伊豆の藤はというと、右巻きです。 
自生してない50年物が関東の流山にあったという事は……新発見か!? いやいや、ここは

そんな繊細な美しさを持ったノダフジを平田篤胤が愛したという言い伝えがあっても、確かに納得いきますよね(#^.^#)
藤を巡る謎はここまでにしてと………紫のカーテンを抜けて拝殿方面へ向かう手前に、非常に細やかな彫り物のある手水舎があります。(上の写真)
この建物はかなり古く、延宝三年(1675年)に建造されたものです。 登竜門の彫刻が施されていて、天井絵にも龍が飛んでいるという凝った演出の作りです。
ワタクシの考えですが、もしかしたら昔は、光の具合や角度で水面に天井絵の龍が映るような仕掛けだったのかもしれません。 今度ちょっと映るかどうかやってみよー。


そしてこのまま拝殿に向かいそうですが、手水舎の後ろにも見てほしい場所があります。

ここでお水を頂けるのは有り難いな。と、毎回ペットボトル持参でリュックに持ち運ぶちゃっかり者のワタクシでございました~(#^.^#)
さて、いよいよ拝殿へ向かいます。

写真からは分かりにくいのですが、入り口の4本の柱から拝所までは大屋根に覆われて、下はがら空きの広い空間になっています。
久伊豆神社の例大祭の折、神輿渡御の還御(かんぎょ)には昔から雨がつきものだといわれてきました。そこで、せめて出発と到着のときだけでも屋根の下で、との考えから昭和39年(1964年)に建造されたのがこの拝殿……という事だそうです。


神輿渡御の儀式が雨の中では御幣も濡れてしまうだろうし、何より神様を気遣ってという所からの発想が、ああ…古神道だなあ…って、なんだか日本人の宗教観を感じました…。


拝所になっている建物は更に腰高程に上げて作られていて、その両端に石彫りの狛犬が鎮座しておりましたが………
何故、足が縄でくくられているのだろう…?夜中に走り回るとか…?

と思っていたら、そんな怪奇譚ではなく、
足止めの狛犬(あしどめのこまいぬ)
【家出や悪所通い・多忙な仕事などで家庭を顧みない家族との絆をしっかり結びなおしたいという願いを込めて、狛犬の足に麻を結びます。 古くから「足止めの麻」といわれています。】
という 説明書きがありました(^_^;) 「多忙な仕事で家庭を顧みない」……って……(笑)
これはネコにも効果あるのかな? ウチのウメがまた行方不明になってしまったらここで祈願してみよう~~\(^o^)/ いや、もう二度と逃がさないけどねっ!


              拝殿側から参道を望んで。 木の上に咲く紫はライラックでした。
拝殿・本殿裏や庭周辺にも境内摂末社(けいだいせつまっしゃ)がありまして、
本殿後方(7社)
・稲荷神社 ・諏訪神社 ・五前神社 ・天満宮 ・三峯神社 ・御嶽神社 ・八坂神社
御池周辺(5社)
・二荒山神社 ・御合神社 ・三峯社 ・埼玉稲荷神社 ・水神社

                         の計12社がお祀りされています。
それぞれの社の祭日には祭典が斎行されていますので、折を見てまた伺いたいです(#^.^#)



手前にある鳥居のお社は八坂神社です。 

この付近に早朝行くと気功をやっておられる方がいて、パワーを受け取る為の何かしらの動きが見られますが邪魔しないように…(^_^;)


…しかし、この辺も随分きれいになりました。 数年前までは土だったんですが、舗装されて泥だらけにならなくなりました。 (けど、個人的には土むき出しの方が好きだったなあ~…)


久伊豆神社の境内は他にも見どころが沢山ありますが、今回は藤を楽しみに参りましたのでこの辺で留めておきます。(まだ例大祭もある事だし(笑))


2017年度の藤まつりは5月5日の子どもの日までとなっており、5月3日午前10時からは野だてが開かれます。 野だては先着200人限定で参加料200円です。


各地で開催される藤まつりも気になる所ですが、先ずは地元の隠れた名所などを探してみるのもまた楽しいでしょうねー。例えばそれが他所ん家でも(笑)
ああ!そういえば上野動物園の藤棚も見事だったなあ~!子どもの日は上野動物園に行きたいなあ!(夜勤だけど…) あの辺りは藤の名所もツツジの名所も集中してるから、休みを利用して散策…できるかな…?(^_^;)
貴重なお休みはウチのコタロウくんの介護で遠出ができないので、充分にとはいかなくても何とか近場でリフレッシュもしたいですね~。


ま、花はこれからまだまだ続くし、何かしらきっと行けるさ!!\(^o^)/