ねこじぞう本舗

家族(猫6匹)との日常や、郷里の思い出を忘れずにとどめておきたいなあとか思ってゆるゆる始めてみました。アニメや漫画も好きなので、イラストもアップしつつお気楽にやって行こうと思います。不定期更新。

夢で見たさくらももこ先生の絵

扁桃腺炎で熱が上がったり下がったりの夜明け前、何故かさくらももこ先生の夢を見ました。
ちびまる子ちゃんはもう何年も見た事が無いし、さくらももこ先生と面識も無ければ、大ファンです!とか、特に気にしていたわけでもない。
のですが………


夢の中でワタクシは、先生の作品展を観に美術館に来ていました。
傍らで誰かとお話しながら作品の一つの前に立ちました。
100号近い大きさのキャンバスで、少し大きくなった感じのたまちゃんと、写真の中に写る小学生のまるちゃんが描かれていました。


その時、懐かしいような、切ないような気持と同時に、


  (ああ、この人はこんなに沢山の想いをカタチに残してきたんだな。 
                 この先の人生、私は一体、何を残せるだろう……)


────という、漠然とした焦りとか、不安みたいなものが湧いてきました。


その隣にも大きな絵が飾られていましたが、その時にはもうはっきりとは見えなくなっていました。
(ああ、もっと見たい………)
と、思った所で目が覚めたのですが……世界はまだ明けきらぬ朝方の3時45分頃。


(忘れないうちに……!)


と、慌てて飛び起きて、PC起動させて、夢で見た作品を描きなぐりました。


後にも先にも、多分、ちびまる子ちゃんを描くのはきっとこれが最後だと思います。
タッチが違うとか、絵が違うとかは勘弁して下さい。


何かしら、夢の中で感じた想いを留めるためにも、ここに上げておきます。



これを描いた後で、もう少し横長だった気がしてきたのですが、パネルが2枚並んでいたのでそのせいかもしれない……うろ覚えですけど…。


夢の中の絵は、たまちゃんとまるちゃんを囲む金色の麦の穂がとても印象的でした。
(ヒマワリに麦の穂って2ケ月は季節が違いますが、これも夢の中の事ですので。)
空の表現も、波が跳ねるような空の青だったので、そのままに描きました。
たまちゃんのバックに山が見えますが、たまちゃんと一緒に大きな木が一本あったか山があったか……記憶が曖昧になってます…。(で、結局山にしました。)
セリフは夢の画には書かれていませんでしたが、夢の中でたまちゃんの声が聞こえたので、そのまま書きました。
多分それが絵のタイトルかもしれないです。


最近夢を見た事が無かったのですが、こんなに使命感に突き動かされるような行動を伴う夢なんて久し振りでした。
自己判断だけど、外界の刺激が欲しいのかもしれないです。
同じ生活パターンの中で腐りそうな自分を変えたいのかもしれない。
いや、変わりたいよ! まだまだ飛躍したいよ!


とにかく頑張らねば。 何かを残せるようになりたい。
地道に、一歩一歩。 大切に生きたい。
そんな気持ちでいます。

雨の日もまた楽しからずや

夜勤明け、雨のそぼ降る中、ふと、アジサイが見たくなって上野で降りました。

雨の上野公園を歩くのは久し振りでした。


木々を伝って流れる糸が、緑香を含んで弾くととても心地良くて………
誰も通らない細道で、暫くぼんやりと佇んでいました。


このまま木々の中で埋もれていたい気分にもなったけど、家で待っている子供達の事を思うとあまりゆっくりもしていられない……。
いつもの残業時間の分だけ────という制限で散策しました。(つまり今日の残業拒否った…)

上野公園は、春は桜の名所として大賑わいですが、今の季節、桜並木沿いはアジサイが見頃を迎えています。

         朝7時過ぎだけど、アジア系の観光客の親子がアジサイに埋もれて写真を撮っていた。
                     雨の日も子供は元気にはしゃいでいる(#^.^#)


暫くするとどこかから視線が………

ガクアジサイの根元に何と猫神様が…!
というか、公園を縄張りにしている猫の一匹でした(笑)

どうやら地域ネコのようで、ご飯を沢山もらっているのか、とても恰幅のいい男の子でした(笑) 千代治君と同じ白黒ちゃん♡ 
いいタイミングでネコちゃんに出会えてラッキーでした。 と同時に、ウチの子達の姿が頭をよぎり………ちょっと早かったですが駅に引き返しました。 


帰る前に、たまには朝食を食べて行こうか………北千住の吉野家に行こうかなあ………時間をとらずにサッと食べて帰れる所………
と、ふと見ると、駅構内のカレー屋さんが何と! モーニングをやってる!
500円でプレートは安い! これは入るしかない!!

店内もいい感じに落ち着いてるし、壁画も素敵♡ ワタクシは奥の窓側の席に移動。 
すると直後から次々にお客が入って来て、10分経たずに席が埋まってしまいました。
結構人気あるんですね、このお店。

モーニングは他にパンダホットサンドというものもあったので、次に入る時にでも食べてみようと思います。
お腹も満たしたのでJRの改札を出て日比谷線へ。 乗り継いで家に着く頃には、雨は霧雨程度になっていました。
少し立ち止まり、改めて家の外観をじっと見てみました。
引っ越して半年もとうに過ぎ……玄関先や庭で仮植えになっている植物たちも、花や実を盛大に付けています…。 いい加減…定植しないとなあー…と思うのですが……まだまだ時間がかかりそうです……(-_-;)

今年から庭が広いので、大きくなる野菜にも挑戦できる!ツル物もOK!
…なんだから、本当いい加減全部抜根して、整地しなくちゃいけないんだけど…判ってるけど、時間と体力に余裕がなく~~(-_-;) 年休もらって纏まったお休みが取れるまでガマンするしかない~~。(引っ越しの為に年休全部使った。次の支給まであと2月後~~)


家の中ではネコたちとかめちがお待ちかね。 残業をした時とほぼ同じ時刻に帰れたのでセーフかなー(^_^;) 
ご飯をあげて、お薬飲ませて……トイレ掃除を済ませてひと心地着いた所に、沖縄の実家から、頼んでおいた荷物が届きました。

 



おんもが雨の日だろうと、ママが居なくて遊べなくても、それなりに退屈しのぎもストレス解消もしているウチの子達なのでした~。(笑)

尿路結晶は結構しつこい

日の猫予報は、全国的にネコが溺愛されるでしょう。」
2月22日はネコの日という事ですが、ワタクシは毎日が猫の日のようなものですので、イベント的な事は特にしておりません(笑)
近況としては、ウチの子は今の所全員安定しております。(投薬中の子が3匹ですが)
写真は上から小太郎・貫九郎・梅・鈴です。

盆栽の梅の花も今年は早い開花。 久し振りの日向ぼっこを満喫しているかめち(#^.^#)
かめちだけはベランダOK~。

お家を引っ越してからそろそろ4か月が経とうとしていますが、まだまだダンボールが半分減っただけで、あちこちの部屋で配置されるのをスタンバった状態です(-_-;)
ウチの猫達には不自由させてしまっているので、せめてベランダだけでも金網を貼ってあげないとなあ……と思っております…。(日向ぼっこさせたいけど、ウメに鉄柵の隙間から屋根伝いに逃走されたので、おんもに出せないでいる)


話は変わりますが、ウチの貫九郎くんが結石を取ったのは2017年の2月じゅうー……
…大体今頃でした。
その後順調に快復はしたのですが、また尿路結晶になりました…。
                           結石の手術をした当時の貫九郎くん。


ええ。飼い主が悪いんですけどね。 ご飯が別々に出来ない多頭飼いの宿命とも言えるんですけど、命に係わる優先順位的に、ご飯は小太郎くんに合わせてほぼ全員同じものを食べてもらっています。(小太郎君は赤血球を作り出す機能が普通の猫に比べて3分の1しかないので、とにかく栄養を摂らせなければならない。 尿路結晶は覚悟の上で。 リンちゃんも同じだけど、コタくんよりはまだマシな状態。)

その辺はお医者さんと相談しておりましたので、まあなるべくしてなった感じです…。
とはいえ、オシッコが出にくいとかわいそうなので、膀胱が傷付けられて血尿が出る前に動物病院に駆け込みました。


お薬も頂きましたが、尿路結晶にかかった事のある子は何度もなりやすく、貫九郎くんの尿路結晶も恐らく今後も再発の可能性があるので、油断しないように毎日の排泄の状態を観察しなければなりません。


一口に尿路結晶と言ってもタイプは主に二種類あって、オシッコがアルカリ性に傾くことでできる「ストルバイト型」と、酸性に傾くとできる「シュウ酸カルシウム型」があります。
食事の内容や生活習慣・猫の体質によっても違うようですが、歳をとるとなりやすいのがシュウ酸カルシウム型で、貫九郎くんもこのタイプ。
兄妹同じ食事をしているので女の子組も勿論同じpH(ペーハー)だと思います。
尿道が男の子よりも広い為に詰まりにくいというだけで、健康的にどうかという事は一応気にしている所です…。


多頭飼いだし、ママはお仕事で少なくとも14時間はお家にいないから、帰って来て誰がどの排泄なのか特定するのは正直難しいです。(ある程度場所のパターンで分かりますが)
でもお休みの日にはしっかり後を付けたり、お砂をほりほりする音が聞こえたらトイレに駆けつけて量を観察するようにしています。


よく食べ・よく遊び・よく眠る生活がずっと続けられるように、これからも健康管理を気を付けていきたいです。

なれど波高し

筒粥神事(つつがゆしんじ)
については去年の7月頃にチラッとだけ書いた記憶があるのですが、全国各地で小正月の一月十五日に行われる神事です。(違う日に行う神社もあります)
粥占(かゆうら)・管粥(くだがい)とも言われ、元々は集落や一族等の単位で行われた民間行事だったそうですが、現在は一部神社で執り行われる神事として残されています。


何故、冒頭筒粥神事なのか…? というと、
今年もとうとう出たからです…。
『三行半』が………。
筒粥神事で占われるのは主に農作物の出来・不出来、日雨風といった気象、そして世の中の事象です。
特に諏訪大社下社春宮(長野県下諏訪町)で行われる神事は、その的中率の高さから毎年注目を浴びています。 特に世相で───。 


神事の手順や用いる道具は神社によっても違いがあるので、それぞれの詳しい説明はここでは省きます。 (筒に用いるものが竹や葦だったり、ひと月放置してカビの生え具合を見て判断するやり方もあります。)
ただちょっと一点だけ、筒にする植物【葦】(ヨシ・アシ)について、小話を書かせて頂きます……


話が脱線しましたが…(いつもの事だけど…(-_-;)…)上記の理由により、さも違う植物のように思われるものは、実は同じなんですよ。 という事を一応説明いたしますね。
神社でも呼び方が違うので結構混乱する人が多いんですよ…。


さて、本題の諏訪大社を例として、筒粥神事の手順を挙げますと、


〇 14日の夜に筒粥殿に入り、43種類の農作物名と世の中を記したヨシの茎44本(銘柄や
  本数は年によっては違っている)を束ねたものを、米と小豆と共に水を入れた釜に入
  れ、木の棒を両手でもんで火を起し、神職8人が窯を見守りつつ祝詞を繰り返し唱え
  る。
 15日早朝、一晩中炊きあげたヨシの茎を神職が1本ずつ縦に切り割り、その中に入っ
  たかゆの量や状態を神託として見て、作物や世相を占う───


というやり方で神事が執り行われています。


今年の神事の結果について、毎日新聞の記事によると、
「神託(五分満点)の「世の中」は去年と同じ「三分五厘」。 例年になくかゆの入りにばらつきが多く去年より少し落ちる。要注意の年ではないか。 亥(い)年は災害の多い年で、過去に関東大震災や阪神大震災などがあった。 今年は特に災害に気をつけて良い年に」という事でした…。


三分五厘……これは別名、三行半(みくだりはん)と呼ばれて凶相に当たり、東日本大震災の時も世相にこれが出ました。
その翌年はやや運気が上がったかと思いきや、翌々年また下がり始め、去年に引き続きどころか、大警戒のお告げになってしまいました……(-_-;)
勿論、神社によって結果はバラバラで、地震の少ない年であったり、猛暑であったりと、様々に結果が分かれておりますので、あまり深刻になる必要はないとは思います。
ただ………
災害は忘れた頃にやって来る。
人は何故か「自分は大丈夫」という何の根拠もない自信を持っているもので、いざという時何もできずに「あの時こうしておけば良かった…」とか、後から怒涛のような後悔の念に苛まれたりしますよね。
だからこそ!今、出来る限りの備えをしておくべき!! ですよね!!


今のワタクシたちには、統計データも 科学的判断材料も 個人的研究も、完全ではないにしろ役に立つ情報は山のようにあるのですから、これを活用しない手はありません。
例えば最近注目度の高い南海トラフ地震─────


『天災から日本史を読みなおす』(磯田道史/中央公論新社)によると、南海トラフ地震は約100年の周期で発生しており、150年の間に起きなかった事は一度もないという事が書かれています。
江戸時代以降から数えて南海トラフを震源とした地震は6件。 
最後に南海トラフの地震があったのは1946年の昭和南海地震。 それから既に70年以上経過しています。
(1944年の東南海地震や、1854年の安政東海地震の32時間後に発生した安政南海地震は、関連地震としてカウントしています。)


という事から、30年以内に地震が発生する確率は…とはじき出された国の予想は80%……

宝永地震の49日後には富士山も大噴火を起こしており、それから300年余り不気味な静寂を保っております…。


また、埼玉に住んでいるワタクシにとって無視できないのが首都直下型地震
東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授が、東日本大震災後に地震波や地上の動きを分析して、負荷の蓄積を表した地図を発表しています。(2013年度)
その中で最も気になったデータが、「関東に未知のプレートが存在する可能性がある」という空恐ろしいものでした…(-_-;)


これは更なる研究を俟たなければならないのですが、何れにせよ埼玉ド真ん中(-_-;)なので、ここに居を構えた以上、ワタクシは覚悟せねばなりません…。


火山列島であり地震国の日本、どこに住んでいようが、いつか必ず起こり得る事態。 
自然災害は人も時も場所も選びません。いつ何時災害が起こるか分からないし、人はその圧倒的な力の前に全くの無力です。 
混乱の中、ライフラインの復旧や物流の移動がいつ再開されるか分かりません。


「政府も自治体もあてにはならない。 他人からの援助はない。」


ういうスタンスでいなければ多分、相当困難な展開が待っていると思う。
小さなお子さんがいる御家庭や、動物を飼っている方は特に。
今のうちに、自力で生き延びるための装備・避難ルートや場所の確認をしておくことが大切です。


万が一に備えて、先ずは一週間~二週間を生き延びるための備蓄。
ストックを作ってそこから毎日の食事の分を出して、使った分だけ補うようにすると割と簡単です。(最初は出費が大きいですが…)
動物がいる御家庭は尚の事、避難所に入れない可能性もあるので、同じように動物を飼っている御近所の方と相談したり、動物と一緒に避難できる場所を別に作る事を自治体と話し合う事も必要だと思います。 アレルギーの方がいらっしゃる可能性もありますし。


とにかく! 愛する家族を守るために、必要な事は全てやる!
ママはサバイバーとして絶対に強くなるぞ!!


今年も決意の小正月でした。

天気晴朗

夜勤明けの朝…新年二日目の車窓からの風景でございます…。

よく晴れて…静かすぎて…ああ…おやすみなんだなあー…って……(゜-゜)


大晦日は年休入れましたが、1日は生憎の出勤。 お正月は2日目だけお休みという変則なんですけど……お正月気分にはまだほど遠く、箱根駅伝と留守録した芸能人格付けチェックでも見ないと全く気分が乗らない────
そんな新年初っ端でございましたが、帰りがけに立ち寄らなければならない場所があったので行ってまいりました。
そう────例の如く上野公園でございます。

お正月は上野で
とかいうフレーズがあったような気がしましたが、正月2日・3日の上野動物園では干支のイラスト入りのおせんべいがもらえたり、動物達とのツーショットが撮れるイベントがあったりで、今年も朝早くから親子連れが並んでおりました。
しかし今回、ワタクシの目的は動物園ではなく国立博物館────
一月一日に年間パスポートが切れたので、ついでに更新して帰ろうと思ったのです。
勿論、【博物館で初もうで】というイベントも毎年開催されているだけあって、動物園ほどではないにしろ既に人垣が出来ておりました…(^_^;)みんな早ぇ~~!

1938年開館の本館。 以前はジョサイア・コンドル設計のレンガ造りの建物だったのですが、関東大震災によって倒壊。(同じコンドル設計の岩崎弥太郎の家は無事だった) 公募で選出された渡辺仁氏の設計により、伝統的な木造建築を鉄筋コンクリートという新しい技法に置き換えて強度を高め、洋風な普請と赤瓦で重厚且つ斬新な作りになっています。(銀魂みたいな感じ…)


門前で門松替わりに飾られている大きな生け花を今年も見上げながらの20分待ち。
…何もしてないとお腹が空くのよねー…。 
こういう時に思い出すのが、昔100円で売られていた小さなイカの燻製。 あれ、結構口さみしくなくて良かったんだけど、かなり前に製造中止になったんだよね…。 
悲しいかな…。


9時半開園からあまり待たずに更新できたので、少しだけ干支にちなんだ作品を見に行ってきました。 うん。 誘惑に勝てなかったんだね(笑)

階段を上ると生け花が颯爽とお出迎え。

今年は2年振りに長谷川等伯の国宝「松林図屛風」が展示されていました。
最も人垣が多くて、迷惑になるといけないので、撮るのは一枚だけにしました。
                       (勿論フラッシュ撮影は禁止です)

ちょっとだけでも覗いてみるかなー……という事で、今年のテーマ「イノシシ ~勢いのある年に~ 」の展示室にも入りました。 


【仏教の中のイノシシ】


金剛界曼荼羅は【金剛頂教】という経典に基づいて、大日如来を宇宙の中心に据える密教の世界観を図示したものです。
密教は、7世紀のインドにおいて成立しましたが、その後、インドのバラモン教やヒンドゥー教が積極的に取り入れられました。                
展示解説より


仏教尊像の一つ、摩利支天はイノシシに乗った姿であらわされます。


摩利支天は、古代インドにおいて、太陽光や陽炎を神格化したマーリーチーに起源をもち、仏教に取り入れられて仏法の守護神となりました。
陽炎はゆらゆらとゆらめいて実体を捉えられないことから、この尊を信奉すれば、つかまったり、傷つけられたりせず、あらゆる災厄をまぬかれると信じられていました。
こうしたことから、日本では戦国武将の守護神としてあつく信仰されており、楠木正成などが戦場に赴く際、兜の中に摩利支天像をしのばせていたと伝えられています。

           
摩利支天の尊像には、二臂
の女神形の他に、三面六臂・三面八臂の男神忿怒形があり、
         ※(臂(ひ)とは腕の事です。三面六臂は【3つの顔に6本の腕】という事です。)
忿怒形の男神摩利支天は一匹ないし七匹の猪に乗っている姿にあらわされています。                                                       
                                  展示解説より


入口から仏教に関わる図録や掛け軸・巻物で構成されていて、一番力が入っていたコーナーだと思いますが……イノシシをピックアップするのは本当に難しいですよね…(^_^;)と、学芸員の皆様たちの苦労を偲びつつ、サラリと流し見ました……。 


干支の12番目でもある猪ですが、美術工芸ではあまり題材にされないようで、どうやら展示物を選出するにも苦労した感じでした……(^_^;)


                   上から玉豚・埴輪の猪・十二類合戦絵巻……


玉豚…?あれ? イノシシじゃないの? と、お思いの方は多いかもしれません。
干支は元々中国からやってきたもので、中国では野生のイノシシの事を野猪と言い、家畜として飼っているものを豚と言いました。 亥年の「豕」は中国語で家畜の豚を示したもので、日本以外の東南アジアでは今も亥年はイノシシではなくブタになっています。
しかし流入当時日本では家畜としてイノシシは飼っておらず、「豕」と同じ意味を持つ漢字に「豚」「豬 」「猪」があったため、違えたとされています。 漢字って難しいね!


ともあれ……展示物の寂しさが、イノシシと日本人の関係を物語っていた気がします。
狩猟民なら肉も毛皮も頂けて命の恵みでしょうし、その力にあやかりたいとも思うのも自然でしょうけど、農民にしてみれば田畑を食い荒らす害獣というイメージの方が強いですよね…。 神聖化するにはイマイチエピソードが足りないと思うんですよねー…。


仏教に取り入れられた摩利支天も、結局はその猪突猛進パワーにあやかりたい武士階級を中心に信仰を集めたので、さらに噛み砕いて開運勝利と厄除けを謳って後、民間信仰の広がりに繋がるわけですから。(でもそれを言うと他の神将たちも…げほげほっ…ぐほっ


……何だかイノシシをディスってる感じになってきましたが、亥年は【植物の種の状態・芽吹く為の力を蓄えている】という意味を持つ年に当たるそうです。
猪突猛進パワー発動! じゃなくて、次に備えての準備段階とは意外ですが(まあ…肥え太るブタなら分からなくもない…)大地を踏みしめ駆けてゆく力を、この一年で着実に身に付けられるようにあやかりたいです。


御近所の摩利支天にも拝みに行きたかったのですが、時間も時間でしたから、後日改めてという事にして会場を後にしました。 お土産覗いてから(小腹空いたし)。

  こういう缶を見るとつい買いたくなるんですよね~(#^.^#) でもそれは我慢して羊羹だけ買いました。
  勿論、帰りにスグ食べました~~(笑)


帰りに、トーハクくんとユリノキちゃんと一緒に記念撮影してもらいました(#^.^#)
身バレしないように大幅に加工させて頂いております(笑)


ฅ(ミ・ﻌ・ミ)ฅฅ(ミ・ﻌ・ミ)ฅฅ(ミ・ﻌ・ミ)ฅฅ(ミ・ﻌ・ミ)ฅฅ(ミ・ﻌ・ミ)ฅฅ(ミミ)ฅ◞c⌒oつ
  小太郎   貫九郎     鈴    妙     千代治    梅    かめち     
 たちが、お腹空かせてママの帰りを待っているので駆け足でしたが、縄張りのマーキング(笑)はこれにて完了。 


今年は去年足を運べなかった分、沢山展覧会に出向けるように、気力体力充実した年にしたいです。 次は桜の時期だ!!