ねこじぞう本舗

家族(猫6匹)との日常や、郷里の思い出を忘れずにとどめておきたいなあとか思ってゆるゆる始めてみました。アニメや漫画も好きなので、イラストもアップしつつお気楽にやって行こうと思います。不定期更新。

彼岸花の贈り物

彼岸花(ヒガンバナ)・曼珠沙華(マンジュシャゲ)
と呼ばれるこの花は、中国大陸から来た帰化植物と言われています。
日本ではお彼岸の頃に咲くからヒガンバナという名で通ってますが、正式な学名ではギリシャ神話の海のニンフ(妖精)の一人、リコリス(Lycoris)という可愛らしい名前になっています。 ※妖精の名についてはリュコリアスLycorias ともあります。

花丈は30~50㎝程で、有毒なアルカロイドを多く含みます。
昔、農家では根菜を荒らすミミズやモグラが侵入しないように、田畑の周りを囲うように植えられていました。しかし毒を抜いて加工をすれば、デンプンが取れて非常食になる事が分かったので、飢饉の時に口に運ばれていたようです。 でも…間違った精製の仕方で亡くなったり中毒を起こした者も数知れず……試しに食べてみたい方は、正しい方法と細心の注意が必要です…。 詳しく知りたい方はコチラへhttp://www.drugsinfo.jp/2009/01/04-125400


ヒガンバナがいつ頃から飢饉などの救荒食料とされたかは詳しく判りませんが、上杉鷹山が米沢藩で出した「かてもの」という本の中にはありませんでしたので、少なくとも江戸時代中期以前には食用として利用された記録がなかったのではないかと思われます。諸説ありますが。 ※(享和2年(1802年)、飢饉救済のための非常食になる植物と調理法をまとめた本。後に全国へ広がり、凶作時の食糧難に役立った。)


最近の記録では明治期から昭和の初め頃まで工場でデンプンが精製されていたという事ですが、食糧事情が豊かになってからはそれも消滅してしまいました。
因みに「アラビックヤマト」で有名なヤマト糊でも、戦時中、米やジャガイモなどの穀物が使えない事から一時期ヒガンバナの澱粉で代用していたそうで…。しかし粘着力に難があった為、技術的にかなり苦労したという、閑話休題。


さて、ヒガンバナの里として知られる埼玉県日高市高麗の巾着田へ出掛けたのは、見頃を過ぎたギリギリ最後で滑り込みセーフくらいだろうという9月28日の朝でした(^_^;)

会社が忙しくて花の見頃に休みが取れなかったので見られないかも…と諦めかけていたのですが、久し振りのお休みに「今日しかないでしょっ!!」と慌てて家を出た次第です。
乗り継ぎ1時間40分程で、高麗(こま)駅に到着したのは9時半頃。午後には雨の予報なので、早速地図をもらって巾着田へと急ぎました。

            気ない住宅地の路地を通るのでちょっと静かに~(^_^;)

近隣の農家の方々がそれぞれの敷地で、自分の畑で採れた農作物や手作りの品々を露店販売していました。欲しいものはいくつかあったけど、荷物になるので帰りまでガマン。

こんな奥深い地域までキリシタン禁止令の定書が来るのか…徹底的だなあ……
と、何となく感慨深く…しちゃいけないんだけどねっ、命のやり取りなんだからっっ!
久し振りに五人組なんて単語見たよ~~とかっっ(^_^;)


ムラという共同体を村人自身の目で監視させる体制は、この文章から一目瞭然に読み取れますよね……。 権力者のやる事は世界共通。 村の暗い部分を見てしまった………
……か~ら~の~ヒガンバナは、死と怨讐を連想させて怖い~~(^_^;)
  これから向かうのは八つ墓村ではないっ!!横溝文学は
 忘れろっっ!!
気を取り直して路地を通り抜けると、開けた場所にまたも石碑が建っている……。

この石碑は【水天の碑】と言って、天明年間(1781~1789年)に繰り返しあった干ばつや洪水などの天災や水難を鎮めるために天保年間(1830~1844年)に台村の村民が建立した物だそうです。(誰かの墳丘墓かと思った…)
天明の大飢饉】(1782~1787年)は、日本全土に長期に渡り大打撃を与えた、日本史上最大の飢饉でした。 その大きな原因となったのが火山噴火で、日本でも相次ぐ噴火があったのですが、それ以上にアイスランドのラキ火山(1783年)の噴火がすさまじく、世界中に広がった火山灰が日光を遮断して世界的な冷夏と異常気象を及ぼしました。1783年は浅間山も大噴火を起こしています。

そろそろ軌道に戻らねば!目的は巾着田!今日は歴史散策じゃない!!

色々目を奪われて寄り道こいてきましたが、やっと対岸に巾着田が見えました~(#^.^#)

彼岸に渡れば極楽浄土の世界が待っているのね~~!川を挟んでというのがまた仏教感半端ない!!\(^o^)/

              いざという時はオニグルミも拾えるし(笑)というか拾いまくった\(^o^)/
ここからいよいよ赤い絨毯の世界へGOです!!非日常感を楽しみたいと思いますので、音声を切ります!(笑)

【あいあい橋】という木造アーチの橋。この橋の上から眺めるには一旦会場の外に出なければなりません。チケットを持っていれば再入場できるので、上に行ってみました。

懐かしい農機具とか見てると、スローライフには是非必要だな!と改めて思うわけで…。
実家にもあったんだけど、足踏みミシン、あれ、復刻してくれないかなあ…。
電気がなくても手軽に操作できて縫えるってとてもすごい事だし、これからの世の中に絶対に需要あると思うけどなあー。
資料館は入館無料なので気軽に入れます。軽く高麗の歴史を知るのにもいいと思いますよ。(今回は行けなかったけど、次行く時は高麗神社の歴史散策したい~!)
二階からは対岸の巾着田も見られました。窓の景色を楽しめるようにソファーも外に向けられていたので5分程休憩(^o^)
鮮やかな赤い世界に戻る前に他の景色も見たくなったので、高麗川の周辺も散策してみました。
高麗川の水を引いている小川には、魚も沢山いました。
遠目には分からないけど…カワムツ…?川魚にはあまり詳しくないのでアユとかニジマス程度しか見分けがつかないです…。

ハグロトンボに会えるなんてラッキーでした。沖縄では見た事ないので…というかいないのかな? イトトンボの種類は結構いるんですが、羽黒は初めて見ました。光沢があって綺麗ですね(#^.^#)
公園と私有地の一角がビオトープになっていて、この土地の生き物が結構見られるので、ちょっと散歩するのも楽しいですね。
駐車場付近では周りを囲むように酔芙蓉(スイフヨウ)も植えられていて、バラみたいにきれいだった。丁度季節を同じくして咲くのでこれも楽しめますねー。

                          一重咲きも一緒にありました。
気が付けば大分外れに来ていたので、もう一度公園内に戻りました(^_^;)
観光客もどんどん増えてきたみたいです。

元の食べ物とか加工品・お土産が沢山販売してました。中では催し物コーナーもあって楽しそうでした(^o^)

下流域は花がまだ見頃で良かった。本当に滑り込みセーフだったんだなあ~(^_^;)
中には白い彼岸花も混ざって咲いてたんですよー。これがまた見事だったので、引き立つように黒枠でアップします(#^.^#)

一回りして時刻を見ると、そろそろ帰る時間。(昼時に帰る弾丸ツアーです…(^_^;))
天候も徐々に怪しくなってきました。やはり雨が降りますね…これは。

帰りがけに農家の露店でお土産をゲットして急がねば!
欲しいものは来る途中でチェック済みだし、速攻で買うぞ!!
と、戻ってみると、他の露店も次々出てたりして……目移りしちゃいました(^_^;)

ちょっと多めの荷物になってしまって重かったけど、欲しかった物が(特にホワイトジンジャーの花が!!)手に入れられたのでホクホクでした~\(^o^)/
しかし!!電車の発車時刻まであと5分!!←またギリギリかよ…(^_^;)
ダッシュで駅までスパートかけて、改札潜って間もなく帰路の電車が到着でした~。
(私につられて一緒に走ってたオバサン、ほんっと焦らせて済みませんでした…)
時刻は11時51分発、束の間だったけどヒガンバナを満喫できて良かったです(#^.^#)
飯能駅辺りで本格的に降り出してきたので、越谷もヤバいかなあ…と思ったのですが、何とか小雨程度で無事でした~。


そして今回の戦利品\(^o^)/

クリとミョウガとホワイト・ジンジャーは頂き物。 絶対持って帰りたかった大きいユウガオ(かんぴょう)の実と芋茎(ずいき・八つ頭の茎)は買ったもの。
残りは高麗川から拾ったもので、中には秩父赤石として知られる紅簾(れん)片岩もありましたがチャート・石灰岩が主です。手持ちの顕微鏡で拡大してみましたが、残念ながらフズリナ化石などは見られませんでした…。一つだけ二酸化マンガンの塊があったので、ちょっと得した感じ(笑)たまには川で水晶や化石探しも楽しいかもしれないなあー。
ユウガオは早速鳥の手羽と煮びたしで頂きました\(^o^)/10年振りくらいに食べたのでもう何杯もおかわりです(笑)おいしかった~~!


……そして…写真には写ってないのですが、実はオニグルミも沢山あったのです…が…
写真を撮る前に割ってしまった…というか潰してしまいました……(-_-;)
これが成れの果てです………。

でも私は転んでもタダでは起きない女…。
クルミの一部は南部鉄の窯でクルミケーキにしました。(ウチには電子レンジはない)
残りの細かい物は、バナナとオレンジと砂糖を混ぜてフライパンで熱してジャムにしました。チーズや生クリームと合わせて食パンに挟んで、会社におやつとして持って行きました。 これも美味しかったから、また作りたい!
自然の恵みを有り難う\(^o^)/\(^o^)/


今回はいつもと違って突発的な弾丸ツアーでしたが、いい気分転換になりました。
巾着田は花の風景、水の風景、楽しめる場所が沢山ありました。
村の農家も業者を通さず、直接地産の野菜や商品を販売するいい機会ができてとても良い関わり方だったと思うし、豊かさを感じました。
各地に花の名所がありますが、こういった小さな村落を潤すような風景が、営みと共に続くというのは幸せな事ですよね。


花の恵みが四季を通じてある日本ってやっぱりいいなあ~!
そして秋は実りの秋!
これからが楽しみです!!\(^o^)/\(^o^)/




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